前記事の「転々」のついでと言いましょうか、DVDを借りてきました。
「転々」
前記事の通り。
原作と切り離せば、それなりの映画かもしれません。
原作は、かなり宿命を背負っているんですけどねぇ。
かなりです。
「砂の器」
超有名な作品なので、すでにご覧になった方も多いと思います。
これぞ「宿命」の映画❗
映画で流れる音楽のテーマ曲も「宿命」そのものですし🎵
構想から14年もかかって作り上げられた作品だけに、スタッフの意気込みも執念を感じさせます。
何といっても加藤嘉さんの鬼気迫る演技、絞り出すような狂おしいほどの慟哭がすべてを語っていると言って過言ではありません
加藤さんはそれこそ最初に話があった14年前からこの役を希望していたらしく、ご本人は「もうちょっと若い頃に演りたかった」とおっしゃっていたようですが、年代が醸し出す迫力もあるのだと痛感いたしました。
多くを語るより、一度ご覧になると感動ひとしおだと思います。
ラスト45分のたたみかけは圧巻というか、テーマ曲であるピアノ協奏曲「宿命」の流れる中、苦難の道を歩んだ父子の壮絶な人生に涙しない人はいないでしょう。
そうそう、私事ですが、驚いたことに映画の中で私の名前が大写しになる場面があるんです
正確に言うと、名前の"読み方"がそう見えるということで
私本人の名前を知っている人はびっくりするかも
いや、苦笑かな💣
今度、原作も読んでみようと思います📖
「トゥルー・グリット」
久しぶりに観た西部劇🎬
復讐のために父の敵を追う14歳の少女と、ならず者のような保安官たちの旅を描いたロードムービーでもあります。
しっかり者の少女と大酒飲みでやたら銃を撃ちまくる老保安官、そして堅物のテキサス・レンジャーの奇妙な三人の取り合わせが、血で血を洗う荒野の旅をどこかユーモラスに、そして哀感を感じさせる演出になっていました
面白い
主人公のジェフ・ブリッジスは渋い役からコメディまで、どれも存在感のある役者。
テキサス・レンジャーのマット・デイモンは言わずと知れた有名俳優。
敵討ちをする少女ヘイリー・スタインフェルドは、以前観た「はじまりのうた」にも出ていたんですねぇ(リンクの予告編で聴ける「Lost Stars」はやっぱりいい曲🎵)。
今回のほうがまだあどけないんですが、この役にはぴったりかも。
西部劇も日本の時代劇の映画も、もっとたくさん作られるといいのになぁ。
2017年05月27日
恋かぁ...
新しい本を読みたいのは山々なのですが、以前に買ったまま読んでない本が結構あるので、そちらを片付けてしまおうシリーズ。
「転々」 藤田宜永
藤田宜永さんといえば、ハードボイルドや冒険小説のイメージがあります。
あとは奥様が作家の小池真理子さんとか。
この作品は東京を舞台としたロードムービー。
借金を抱えた男が、ある日出会った謎の男から「借金のぶんの金を払うから、一緒に東京の街を散歩しろ」という提案を受け、吉祥寺から都心へと徒歩の旅を続けるというお話。
摩訶不思議なストーリーですよねぇ👤
しかし二人は気ままな旅の中で、いろんな人と巡りあい、いろんな人生を垣間見て、やがて旅の真実に向かっていきます。
そのなかで核となるのが、男と女。
うまくいった関係も不器用な関係も、すべてひっくるめて忘れられない思い出なんですねぇ💓💔
さて、謎の男が何者で、何故こんな条件を出してきたか。
そして主人公自身が何者なのか。
ミステリー要素もある小説です。
渋いなぁ。
こういうストーリー、好きですね🆗
読んでから映画化されていたのを知って、DVDを借りてきました🎬
が…なんでコメディ映画として作ったんだろう💥
コメディにしたって面白くないし。。
原作とは別物です⤵
なんでこういうふうにするかなぁ。
キャストはいいんだけど、演出がわざとらしいというかお遊戯みたいというか。
うーん、残念💢
「いつかは恋を」 藤田宜永
「転々」に続いて読んでみました。
主人公は亡き夫から継いだ町工場を経営する57歳の女性。
子供が二人あり、すでに共に独立しているが、長男は18歳のときにある事情がきっかけで家出。音信不通状態。
長女は夫がインサイダー取引の疑いで事情聴取中ということで、実家の町工場に帰ってきている。
舅はがんこな職人で、視力が弱くなって隠居の身。
それでも健気に働いてきました。
そんなとき、とあるきっかけで出会うことになったタクシー運転手との出会いが、主人公の人生を変えていきます。
激しくはないけど、ゆっくりと抑えた大人の恋物語💓
面白かったです⤴
なんでこの本を買ったのか記憶にありませんが、思った以上に面白い🎵
ある意味スリリングでまどろっこしくてヒヤヒヤして。
不思議なことに、普段、凄惨な殺人や血みどろのアクションやサスペンス、はたまた身の毛もよだつようなホラーな本や映画を観ているくせに、そういったものに免疫がつきすぎて怖くもなんとも思わなくなったせいか、この手のラブストーリーだと先を読むのが怖くて怖くて💨
いつの間にか、主人公たちの行く末を応援しているんですねぇ。
年代的にも似たり寄ったりということもあるし。
ということで、大人のファンタジー恋物語💕
年を重ねるって良いことなんだなぁ♨
事実は小説より奇なりとも言いますし、たまにはこういうのもいいかもです。
「最後の恋 つまり、自分史上最高の恋 Men's」
前の2作が面白すぎたため、なーんも残らん。。
短編だからいろんなストーリーがあるんですけど、"自分史上最高の"とかこっ恥ずかしいタイトルをつけたわりにはどれも軽い印象。
以前、この女性版の本も読みましたが、こういうのはやっぱり女性作家のほうが上手くてシビアかも。
読む順番を逆にしとけば良かったかな。
三冊読んでみて…うーん、恋かぁ。←遠い目👀
すでにそういう感情が…枯渇していることに気づいた次第です💣
2017年05月25日
「バベルの塔展」に行った
先日、東京都美術館で開催されている『ブリューゲル「バベルの塔」展』に行ってきました🎨
バベルの塔というと、昔テレビで放映されていたバビル2世を思い出してしまうんですが(古い...?💨)、バベルの塔は旧約聖書に出てくる物語。
天にも届くような塔を建てて神に近づこうとした人間が神の怒りを買い、塔は破壊され、それまで同じ言葉を話していた人々の言葉もばらばらにしてしまったというお話。
うーん、このせいで英語なんて勉強しなくちゃならなくなったんだなぁと、責任転嫁したりして💣
いわゆるこのての絵画は他にもありまして、ブリューゲル自身も何度か描いているようですが、それでもこの「バベルの塔」はマクロな視点の中のミクロが描かれた、まさに神の領域とも思えるほどの作品なんです✨
これは美術展のなかで配られていた特別版の新聞で、各ポイントについての見どころを大まかに紹介しています。
絵心のない私はただ大きな塔が描かれているなぁくらいのことしか思わなかったんですけど、見れば見るほど緻密な描写と世界観が満載されているのだと感心しっぱなし
巨大な塔は何年もかかって建てられているため、塔の周りでは作物を栽培し、港まで作られて物資を運んでいることがわかります。
塔の各階には物資を運ぶためのクレーンも作られ、大きな滑車の中に人が入って人力で動かしている様子も。
各階の窓の様式も一定ではなく、それは時間の経過によって様式の形も変化していったことを表しているようです。
一般にバベルの塔は人間の愚かさに対する戒めを語っているものですが、ブリューゲルは人々の生き生きとした協調性を描いているのかもしれません。
ちなみに一番右の写真は、「アキラ」や「幻魔大戦」でおなじみの漫画家・大友克洋さんが描いた想像上のバベルの塔の内部👀
残念ながらこれは展示されていませんが、この新聞を見つけたらもらっておくことをオススメします⤴
また、本物の「バベルの塔」の絵はそれほど大きくないので、東京芸大の協力により描かれた複製や7分間の映像もご覧になるとより楽しめると思います。
特に3DCGで描かれた「バベルの塔」はすごい
館内には見どころの作品をタペストリーのように上から吊るして展示してあったりするので、主な細かい部分を見ることはできますが、「バベルの塔」はもちろん他の作品もお客さんが集まってくると思いますので、単眼鏡などを持っていくと見やすいと思いますよ。
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2017年05月21日
踏んだり蹴ったり
おさがりで使っている東芝のPC、今まで4GBのメモリーで使っていたんですけど、いろいろソフト等を追加しているうちに少々力不足になってきたので、もう4GB足して8GBに増設しました📟
さすがに起動やソフトの立ち上がりが早くなったのですが、先日偶然見たWeb広告で、もしかするとこのPCのバッテリーパックが発火する危険があるかもしれないということで、東芝から確認ソフトを導入して調べたところ、見事?ビンゴ❗
なんじゃい、せっかくメモリー増設したのに👊
まぁ、ACアダプタをつなぎながらなら、バッテリーパックを外しても使えるので大きな問題ではないんですけど。。
新しいバッテリーパックが送られてくるのは3週間から1ヶ月後😖
待つしかないですな♨
メカにリコールはつきものとして、いろいろ確認することは必要かもと勉強しました。
さすがに起動やソフトの立ち上がりが早くなったのですが、先日偶然見たWeb広告で、もしかするとこのPCのバッテリーパックが発火する危険があるかもしれないということで、東芝から確認ソフトを導入して調べたところ、見事?ビンゴ❗
なんじゃい、せっかくメモリー増設したのに👊
まぁ、ACアダプタをつなぎながらなら、バッテリーパックを外しても使えるので大きな問題ではないんですけど。。
新しいバッテリーパックが送られてくるのは3週間から1ヶ月後😖
待つしかないですな♨
メカにリコールはつきものとして、いろいろ確認することは必要かもと勉強しました。
2017年05月14日
野々下水辺公園へ
先日、千葉県流山市にある野々下水辺公園に行ってきました。
(写真は別のタブで開くなどして大きくご覧ください)
元は利根川から江戸川下流域へ水を通すための水路で、地域の水道水や大雨などで増水した水を逃がす導水路として造られたようです。
ここからは坂川という支流になるのですが、下流域へ行くにしたがって支流も増え、私が子供の頃から馴染みのあるどこにでもある川というイメージになっています。
ここ野々下水辺公園は坂川の出発点なんですね。
地域のコミュニティ冊子にここのことが書かれていて、一度行ってみたいと思って来てみました🚙
新緑がきれいでゆっくりできる公園です🎵
コタローと一緒ということで、もちろんワンコも🆗
ただし泳がせたり水の中に入れてはダメなようなのでご注意を❗
近頃の公園にあるバーベキューもNGなので、ある意味風も心地よく、自然の香りも楽しめてまったりできます♨
コタローもご満悦🐶
水を飲もうとしましたが、もうちょっとのところで惜しくも届かず😃
しばらく散策した後は、お腹をベッタリと土につけて気持ちよさそうでした⤴
昔からおなじみの場所でも、結構知らないところってあるものですね。
プチ探検旅行にはちょうどいいかも📷
2017年05月10日
SF・アクション・ミステリー
DVDを借りてきました💿
「スター・トレック ビヨンド」
新シリーズの3作目。
こういうのは本当に何も考えずに楽しむのが一番❗
CGやVFXも迫力満点で、そういう意味では期待通りでした。
今回は序盤でシリーズにはなくてはならない宇宙船エンタープライズ号が撃墜?されるというショッキングな場面があり、物語のメインはとある惑星が舞台となります。
宇宙空間というより地上でのアクションが主になっているので、ハラハラドキドキ感も増しているかも。
このシリーズの良いところは、あまり色恋沙汰を出さないところかなぁ💔
個人的に...💨
「特捜部Q -Pからのメッセージ」
書籍でもお気に入りの映画シリーズ第3弾。
読後の感想は以前の記事に書きましたが、今回も映像化でより不気味にショッキングな展開になっています👤
原作とはちょっと脚色していますが、そこそこの長編小説ですからね。
やむを得ないというか。
それだけに本を読んだ人のほうがびっくりする展開かも。
犯人は相変わらずのくそったれで残虐ですが、このシリーズに共通する「悪いやつを許さない」という執念はある意味爽快というか心地いというか♨
次回作が楽しみです⤴
「インフェルノ」
これも原作を読んでいます。
これまでのシリーズは海外の歴史ミステリー的なジャンルの割にはわかりやすかったと思うんですが、今回は冒頭からちょっと印象的な演出がなされているのでちょっとわかりにくいかも。
まぁ、なにせ主人公自身が記憶を失っているのだから当然かな。
人類の数を一気に減らせてしまう病原体をばらまこうとする敵と、それを阻止しようと奔走する主人公たちの戦いがスリリング。
ロケ地もローマ、ベネチア、イスタンブールと叙情豊かな部分も楽しめます。
次第に明らかになっていく謎。
誰が味方で誰が敵か、何が真実で何が嘘か。
そんなハラハラドキドキ感の高まりは、さすがロン・ハワード。
ラスト、原作とは違うかな。
私は原作通りのほうが余韻が残るというか、メッセージ性が高まっていいと思うんですけど、ある意味ショッキングだから変えたのかも。
それにしても作者のストーリーテリングは毎回見事になっていますよ〜。
これも次回作が楽しみ🎵
2017年05月05日
膝ブルブルが嫌いな男
床屋さんに行く前に撮ったものです🎬
何かというと膝の上に乗りたがるので、そのままブルブルしたやったら文句ぶーたれでした💢
それでも降りないから困ったもんです👊
ついでに、コタローの鯉のぼり。
風車がくるくるよく回っていました。
コタローもくるくる忙しないからなぁ🌀