2019年01月27日
新北斎展に行ってきた
六本木ヒルズ52階、森アーツセンターギャラリーで開催されている「新北斎展」に行ってきました。
葛飾北斎といえばもちろん不世出の天才浮世絵師
世界の様々な芸術家にも影響を与えた芸術家です。
北斎の作品を見るのを楽しみにしていました
北斎研究の第一人者でもある永田生慈氏が集めた膨大なコレクションを展示した今回の展覧会。
その中から未公開作品を含む480展が公開されていて、なんと北斎の「ひまわり」なんてのもあります。
北斎といえば浮世絵を思い浮かべるのですが、肉筆画も多数残されているんですね。
これもさらさらっと描いた感じなのに、私のような絵心のない人間が見てもひと目で只者でないことがわかります
北斎の作品は構図の大胆さも有名で、富嶽三十六景の神奈川沖浪裏や凱風快晴の素晴らしさは度肝を抜かれます。
細かい彫刻刀を駆使して、ほんとに細かい線も描かれていたり。
これ、なんだかわかりますか?
立体絵ですね。
なんと北斎は、このように部品を切り取って立体的な作品になるものまで、当時から作っていたんです。
雑誌の付録みたいですねぇ。
こんな発想、すごすぎ
また、北斎漫画(漫画というのは、今で言うデザイン集のようなもので、それらも特徴的なデザインに描かれていました。
茶目っ気というかユーモアに富んでいるというか、どこか偏屈な(良い意味で)性格が垣間見れて興味深かったです
引っ越し魔としても有名ですし、雅号も6回も変えていたり。
20〜35歳「春朗」、36〜46歳「宗理」、46〜50歳「葛飾北斎」、51〜60歳「戴斗」、61〜74歳「為一」、75〜90歳「画狂老人卍」。
北斎期なんてたった4年ほどだったんですね@@
最後の画狂老人卍なんて、まさにアバンギャルド
今の所それほど混んでいる印象はなかったので、早めに行かれたほうがいいかもしれませんね。
じっくり見て、私は2時間ほど過ごしましたが、あっという間っていう感覚。
つくづく北斎の天才さに、ある意味恐怖すら感じました。
世界屈指の絵師
六本木ヒルズ52階から。
東京は晴天過ぎて空気がカラッカラ。。
みなさん、火の元と風邪には注意しましょう。
2019年01月14日
2019年01月12日
片岡鶴太郎展に行った
先日、銀座松屋デパートで開催されている「片岡鶴太郎展 顔 -face-」に行ってきました。
鶴太郎さん…いや、ここはあえて鶴ちゃんと呼びましょう
鶴ちゃんは芸人はもちろん、俳優、画家、そして最近ではヨガインストラクターとしても知られていて、とても才能豊かな方ですね。
そんな鶴ちゃんの絵画を集めた展覧会。
もちろん芸人魂を発揮した、加藤一二三さんや草間彌生さんのモノマネ映像も流されていました
それも必見
写真は別タブ等で大きく見られます。
やはり日本人として、富士山への憧憬というものは誰にでもあるもので、こだわって多数の絵を描いていらっしゃいます。
色彩の豊かさに圧倒
どうしてこんな鮮やかな光が見えるのかなぁ。
サンマなどの鱗から放たれる微妙な光加減が明確に描かれているところが大好きです
また左下の徳利。
『徳利は倒れても三分は残る。つまり人は転んでも全て無くしたわけではない。ここから出直しがきく』
という解説が、心に残りました
左下は、鶴ちゃんがテレビ番組で、尊敬してやまないモネの家を訪れて描いた睡蓮の作品。
モネもいいけど鶴ちゃんのもいいなぁ。
他にも、着物のデザインにも描かれてるのはびっくり
左上の絵は、木版に砂とアクリルを混ぜて下地を作り、油彩や日本画では表現できない炭の味を出した作品。
ざらつき加減が味を出していますね。
いろんな素材でイマジネーションを膨らませていて。
下は東京タワーとスカイツリー。
下町生まれの鶴ちゃんとしては、やっぱり描かずにはいられないんでしょう
絵を描ける人って、私からは想像できない感性を持っているんだと改めて感心しました。
才能は、持っていても開花させる方法を得ないと発揮できませんからね。
自分には無理だってリミッターを利かせないで、やっぱ何事も挑戦なんだなぁ。
東京では14日までですが、来月からは大阪でも開催されるようですよ〜
2019年01月06日
部分日食201901
今日は日本各地で部分日食が見られたようで、午前中、うちからもしっかり見えました🌔
スマホに日食用グラスをかぶせて撮影📱
いつものながら、天体ショーともいえるこのような現象は興味深く、神秘ですらありますね。
しかしそれ以上に日食といえば、この画像を思い出さずにはいられません。
→この画像群の子供たち
微笑ましいというか、ある意味怖いというか
まだ新年も始まったばかりですが、今年の末にもまた部分日食が見れるそうですね。
天候さえ良ければ