ナショナルジオグラフィックで放送されたドキュメンタリー映画「フリーソロ」を観ました。
フリーソロとは命綱や装具を使わず、文字通り身体ひとつで断崖をクライミングすること
しかもこの映画のアレックス・オノルドが目指すのは、ヨセミテ国立公園にある巨岩エル・キャピタン約1000メートル
どうかしてるとしか思えない挑戦。
垂直に切り立った花崗岩の一枚岩を、指先わずか2cmほどの突起や片腕がやっと入るような岩の割れ目に腕を突っ込んで登っていくわけです。
観ていて知りがむず痒くなるような映像ですが、それがまた残酷なほど美しい。
サポートする恋人の女性はアレックスの夢や挑戦を援護する反面、もしものことを考えると辛いと涙ぐみます。
そりゃそうだわ。。
アレックス自身、別に命知らずに登るわけではなく、綿密なリハーサル(ロープを繋いでのクライミング)や確認を徹底して行いますが、それでも慎重に慎重を重ねて準備しています。
そしてこの撮影をするスタッフも、ある意味大きな覚悟を背負っていました。
最悪、一人の人間の最期を撮ることになるわけですから。
リハーサルで何度も失敗した場所では、カメラマンさえファインダーから目をそらす場面も。
私はヘタレなので、ドキュメントやノンフィクションは映画も書籍も見ないんですけど、この作品の緊張感は圧倒的過ぎます
ほんと、すごい人がいるもんだ。。
2019年11月24日
2019年11月18日
丸刈りで寒い男
先週、コタローの床屋さんに行きました
いつもどおり、丸刈りです。
私はこんな感じのジャックラッセルが好きなんですけど、ご近所では毛が長いほうが評判がいいみたい
その割には、毛をカットしたのを誰も気づかないんですけど...
でも毛を短くすると途端に寒く感じるのか、コタローは日向ぼっこや私の布団にくるまってる時間が長くなります。
セーターを着せても、やっぱり寒いみたいで
そこで、私のお気に入りの江戸川土手に連れて行ってあげたのですが、さすがにコタローもこの広さに大興奮
土手も一気に上ります。
夕陽に映える男。←自称。。
それにしても驚いたのは、先月の台風や大雨で、この広い河川敷の江戸川でも土手の半分近くのところまで流木やゴミが線上に流れていたようだったこと。
ここ、結構広いんですよ。
野球のグラウンドもありますし、ちょっと下流の矢切の渡しや柴又辺りは、映画「男はつらいよ」でもよく映るところ。
そこがこんなに水かさが増していたなんて。。
矢切の渡しも結構被害受けたみたいです。
早く元通りになるように祈らずにはいられません。
2019年11月17日
院内コンサート
昨日、千葉県松戸市の総合医療センターで行われた「寄贈記念ピアノコンサート」に行ってきました。
病院内でのコンサートって珍しいですよね。
市内の方が、病院での癒やしのために寄贈していただいたピアノのコンサート。
演奏は松戸市内で音楽活動をされている竹内恵里さん。
ピアノはもちろん、歌声も披露していただき、患者さんやお客さんもとても楽しい時間を過ごせたと思います。
こういう時間は、入院されている方々にはとても良い気分転換になったことでしょう。
竹内恵里さんはトークも面白くて、ユーモアのある方でした♪
音楽って大事だなぁ。
2019年11月16日
現代童画展に行ってきた
現在、東京都美術館で11月17日まで開催されている「第45回 現代童画展」に行ってきました。
童画というものがわからなかったのですが、子供の絵とか子供を描いた作品というわけではなく、誰かに師事したわけでもなく純粋に感じたままを表現した作品で、ナイーブアートといわれているものらしいです。
なるほど、確かに誰に似ているわけでもなく、様々な感性で描かれた作品が多数出展されていました。
いや、もう本当にたくさん。
たくさん過ぎて、かなり疲れました。。
これは本当にほんの一部。
めっちゃ多かった。
でもみなさん個性的。
絵画以外もあるんです。
こんなふうに、絵と立体作品を合わせたものなど、表現方法も多様。
また、絵本作家の小松修氏の作品も特別コーナーに並んでいました。
絵本って、まさにナイーブアートですよね。
会期が短いのでなかなか鑑賞する機会がありませんが、芸術の秋をたんまり鑑賞できました。
2019年11月10日
ゴッホ展に行ってきた
上野の森美術館で開催されている「ゴッホ展」に行ってきました。
テーマは『人生を変えたふたつの出逢い』。
ふたつとは何かというと、ゴッホの画家人生の二大転機となった画風の流派。
オランダ生まれのゴッホは16歳のとき、祖父の画廊を手伝ったことで絵画と出会いますが、画家になろうと決心したのは27歳のとき。
そこで当時オランダのハーグで主流だったハーグ派の画家に師事して腕を磨きます。
ハーグ派は農村の暮らしを写実的に描いて、暗めの色使いや中間色を多用した柔らかい色調が特徴で、暗い室内だからこそ淡い光の優しい表現が印象的。
その後、33歳のときに弟が住むパリに行ったことで、モネやルノワールの印象派の影響を強く受けるようになると画風が一変
「麦畑」や「ひまわり」のような燃えるような明るくて情熱的なタッチに変わっていきます。
まさにゴッホらしい作風というか
この展覧会では「ひまわり」は展示していませんが、今回の目玉はやっぱり「糸杉」かな。
やはり燃えるような筆使いで、生命力を一気に吹き出すような糸杉の表現力に圧倒されました。
他にも「麦畑とポピー」では光の勢いを、「麦畑」では風すらも感じられます。
画家って、普通の人が見えない色や光を感じ取れるんだなぁ
ただ正気いって、ゴッホの作品だけでなく、ゴッホが影響を受けた画家の作品も多く出展されていて、そのぶんゴッホの絵が少ない印象も否めません(83品のうちの38品がゴッホ)。
もちろんそれらはルノアールやモネやゴーギャンなど、そうそうたる画家の作品なので一見の価値ありですが。
ゴッホ展は上野の森美術館では来年の1月13日まで開催。
その後、1月25日から3月29日まで兵庫県立美術館で開かれます。
ご興味のある方はぜひ