2014年04月22日

「本所おけら長屋」を読んだ

本所おけら長屋0422.jpg

本所おけら長屋」 畠山健二

もう何も言う必要がないくらい面白い作品でしたグッド(上向き矢印)

物語はもちろん、テンポもいいし語り口はまさに落語だし、笑う場面も考えさせられる場面も、何気ない言葉の輝きといい、全てが見事exclamation

連作短編7編なのですが、どれも最後には温かい涙が流れます。
ほんと、7回泣いたなぁもうやだ〜(悲しい顔)

江戸の粋っていうのはこういうこと。
決して見てくれじゃなくて、心根(こころね)なんですね黒ハート
長屋特有の懐っこさや優しさや、ある意味大きなお世話というか鬱陶しさも感じますが、それも長屋を家族として考えている証拠。

『長屋って何だ。(中略)立場の異なる庶民たちが、干渉し合い、助け合い、一緒に泣いて、そして笑う。そのためには誰かが我慢し、折れることも必要なのだろう。今は自分にその番がまわってきているのかもしれない。次にはだれかが自分のために我慢し、折れてくれる日がくる。それが長屋の生活なのだ。』

この言葉に集約されているのかもしれません。

Amazonの書評も好評のようですが、それも納得決定
どれも私の感想を代弁してくれているようでぴかぴか(新しい)
舞台の本所といえば、今現在私が住んでいる街とはさほど離れていないので、そういう意味でも親近感がありました。

時代小説と江戸っ子弁が苦手な方は読みにくさもあるかもしれませんが、とにかくオススメexclamation
街にはいろんな人たちがいて、向こう三軒両隣の人たちが愛おしくなるかもしれませんよわーい(嬉しい顔)

続編も早速買ってこようダッシュ(走り出すさま)

posted by ろーにん at 21:37| 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする