2016年06月17日

「悪霊島」読了

横溝正史「悪霊島」を読みました📖

横溝シリーズはそこそこ読んでいるのですが、何故かこれはまだ読んだことなくて、先日、従兄弟から「面白い」と聞かされたので読んでみました。

文庫本で上下二巻。

前半は事件の前触れと人間関係、謎のメッセージなど、読者に静かに物語の中に引き込む展開。
中盤から一気に著者お得意の(?)猟奇的事件へと発展。
終盤はアクション映画さながらの冒険小説へと変化していきます💨

齢喜寿の作家さんが、これだけ綿密な構成でこれほどの長編小説を書けるとは、さすがというほかありません。

読んでいくうちに、著者の代表的作品、たとえば「犬神家の一族」、「獄門島」、「女王蜂」、「悪魔の手毬唄」などを髣髴とさせる場面がいくつもあり、これらの作品や映画をご存じの方はニヤリとすることも多々あるような⤴

著者も作品の出来栄えに満足されているようで、あとがきでは「これまでの作品の中でも上位に来る出来ではないか」と語っているようです。

ご興味のある方は、是非。
ただし、これもお馴染みになっているグロな描写もありますので、ご注意を😃

追記

映画版とテレビドラマ版も観ました。

両方共原作とは違った設定になっています。
映画版のほうが若干原作に近いですが、物語としてはテレビドラマ版のほうが良かったかも。

posted by ろーにん at 00:05| 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする