2016年10月14日

「浅草偏奇館の殺人」を読んだ

浅草偏奇館の殺人34.jpg

西村京太郎著「浅草偏奇館の殺人」を読み終わりました。

表紙の絵が、なんだか進撃の巨人に出てきそうな感じですねぇ😃
これだけで昭和なエログロっぽさを予感させます💋

昭和7年、戦争の足音がひたひたと近づく東京浅草の繁華街六区が舞台。
当時の浅草六区といえば日本を代表する歓楽街で、大衆演劇の基礎を築いた街といっても過言ではありません。
そこの芝居小屋で脚本を書いていた主人公の邂逅録の形で、当時起こった殺人事件を綴った物語。

先日、久しぶりに六区を歩いたのですが、私が下町に移り住んでからも変わった町並みが、さらに変わっていてびっくりしました👀
まさに六区の映画館や劇場がなくなって、新しいビルや店に変わっていたりして、時代の移り変わりを痛感したところです。

物語では、日本がどんどん戦争に向かってゆく危機感と、それに対抗するように、まさに命がけで大衆演劇が戦っていた様子が描かれています。
推理小説という面もありますが、当時の世相を語る風俗小説ともいえるかもしれません。

浅草の独特な街の香りは、いまだに残っています♨
いつの時代でも、そういうものは大事にしたいですね。

西村京太郎さんは大好きな作家さん⤴
読みやすいし、社会の影の部分にも光を当ててくれるのも好きなところ。
とはいえ、代表的な十津川警部シリーズは読んだことないんですけどね💨

作者の長編第1作「四つの終止符」と、続く「天使の傷痕」は本当にお気に入りで、何度も涙したことを思い出します😞
決して明るい小説ではないんですけどね。。

次からはまた時代小説を何冊か読む予定。
まだまだ読書病は続く模様です📖

posted by ろーにん at 22:08| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする