2024年05月04日
ちひろさんといとこ同志
久しぶりに連続投稿。
向田邦子さんの作品を読んで、映像もないかなと思って探したら、「いとこ同志」という(ある意味)ドキッとするタイトルがあったので借りてきました。
そして一枚無料というキャンペーンがあったので、何にしようかと悩んでいて見つけたのが「ちひろさん」という作品。これもある意味ドキッとしました(笑)
タイトルだけ見ると、椅子から転げ落ちる人がいるかも知れませんが...(爆)
「ちひろさん」
以前、いとこからこんな映画があるよと教えてもらったのを思い出して借りてきました。
ロケ地が静岡県焼津市ということで、ここは私が生まれた町。
焼津がロケ地なんて考えたこともなかったです。
しかもタイトルが「ちひろさん」って。。
あ、そういう知り合いがいるかはノーコメント
原作は漫画だったんですね。
予想に反して、とても静かな映画でした。
シーンを見るたびに、あ、ここは焼津だなぁって気持ちになってニヤニヤ。
決して大きくはないし賑やかではないけど、港町っていいですよね。
ちひろさんは元風俗嬢で、今は町の小さなお弁当屋さんで働いています。
あけっぴろげで屈託なく、迎合するわけでもないけど誰とでも仲良く慣れる不思議な魅力の女性。
作品としてなんですが、、ふわふわした気持ちになる映画でした(…なんだ、それ)。
メルヘンですね。。
良い意味です(笑)
ただ静岡弁や焼津弁の会話がないことは不満かな
ロケ地巡りしたいなぁ。
市内在住のいとこに訊けばわかると思うけど。
「いとこ同志」
向田邦子原作、久世光彦演出のTVドラマ。
寺内貫太郎一家じゃないですか!
加藤治子さんも出てるし。
主人公は田中裕子さんと小林薫さん。
田中さん、きれいですよねぇ。
で、小林薫さんの役名が勝利さんといって、みんなから「かっちゃん、かっちゃん」と呼ばれてちょっとうるさい??
あ、私はかっちゃんじゃないですよ。ろーにんですから(爆)
でも田中裕子さんに「かっちゃん、好きなの」って言われたら嬉しいなぁ♪
…いや、私はかっちゃんではありませんよ。ろーにんです(滝汗)
個人的に、他にもなんだか気になる名前が多いのも気になったりしますが。。
田中裕子さんの妹役のお二人(次女久江=相楽晴子さん、三女亀子=井手薫さん)の演技も素晴らしい。
いとこ同志、ほのかな恋心を抱きつつも結ばれないもどかしさや切なさを丁寧に描いています。
…いや、いとこ同志は…ないだろう。
好きになったって結婚できるわけじゃないし(法律ではなくて、ね)、嫌いになったからといって他人になるわけじゃないし。
でもさすが、向田&久世作品。
こんなふうに抑制の効いた秘めた思いを描けるドラマって、最近はないですよね、きっと。
「いとこ同志はいとこ同志でいいじゃないか」という言葉が救いです。
上質なドラマにほんわかした気持ちになりました。
テレビで再放映してくれないかなぁ。
そういえば「いとこ同志」ってドラマ、他にもありましたね。
高嶋政伸さんと山口智子さん主演で。
ということで、今回の一曲。
「星がみえた夜」楠瀬誠志郎