2024年08月17日
「いつか、虹の向こうへ」を読んだ
伊岡瞬著「いつか、虹の向こうへ」読了。
あらすじを読んだとき、何故か勝手にコメディっぽい作品かなと思ったんですけど、ハードボイルドでした💦
180度違いますね。。
たぶん「本所おけら長屋」を連想したのかと。。
ひとつ屋根の下に住む負け犬たちが起こす奇蹟…とか書いてあるし。
主人公は元刑事の呑んだくれバツイチ中年男。しかもアル中気味という、ハードボイルドとしては鉄板な設定。
ひょんなことからワケありそうな若い娘と知り合うはめになり、共同で住む家に泊めてあげます。
後日、娘のオトコとされる人物が来て袋叩きにされて、それがいわゆる反社の人で、その勢力との関係から事件に巻き込まれる。
定番すぎて、ある意味凄い。
でも筆力はかなりのもので、そんななかでもぐいぐい話に引き込まれていきます。
ラストはちょっと残念だったけど(私だけ?もっと同居人たちが活躍するかと思ってた)、それはそれで希望が持てる終わりかたでした。
次は、ハードボイルドだけどたぶんコメディかなという本を読む予定(笑)