2016年06月17日

「悪霊島」読了

横溝正史「悪霊島」を読みました📖

横溝シリーズはそこそこ読んでいるのですが、何故かこれはまだ読んだことなくて、先日、従兄弟から「面白い」と聞かされたので読んでみました。

文庫本で上下二巻。

前半は事件の前触れと人間関係、謎のメッセージなど、読者に静かに物語の中に引き込む展開。
中盤から一気に著者お得意の(?)猟奇的事件へと発展。
終盤はアクション映画さながらの冒険小説へと変化していきます💨

齢喜寿の作家さんが、これだけ綿密な構成でこれほどの長編小説を書けるとは、さすがというほかありません。

読んでいくうちに、著者の代表的作品、たとえば「犬神家の一族」、「獄門島」、「女王蜂」、「悪魔の手毬唄」などを髣髴とさせる場面がいくつもあり、これらの作品や映画をご存じの方はニヤリとすることも多々あるような⤴

著者も作品の出来栄えに満足されているようで、あとがきでは「これまでの作品の中でも上位に来る出来ではないか」と語っているようです。

ご興味のある方は、是非。
ただし、これもお馴染みになっているグロな描写もありますので、ご注意を😃

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2016年04月13日

本所おけら長屋6を読んだ

本所おけら長屋64425.jpg

「本所おけら長屋 6」を読み終わりました📖

もう6巻目かぁ。
毎回毎回読むのが待ち遠しくて、読み始めると時間を忘れて物語の中に引き込まれます⤴

今回も相変わらずのドタバタ人情喜劇😃

帯の「きっと小さな春が来る!」っていうのもいいじゃないですか〜🆗

本作の1話はまさに粋でいなせなお染さんの本領発揮で、一言一句が心に染み渡ります。
人に言えない苦労を重ねてきた、本当の意味での人間の器の大きさが『許し』となって昇華していくんだなぁと思わずにはいられません💕

そして4話と5話は、珍しく連作の形をとっています。
これがまたハチャメチャでありながらハラハラドキドキもあり、そしてラストは…泣きました💧

「そうだよ。子供のことを考えて一生懸命になってさ。でも、それがなかなかうまくいかない。うまくいかないから面白いのさ。泣いて、笑って、喧嘩して、それが必ずいい思い出になる。そんな人生のほうが楽しく思うよ。」(以上、本文抜粋)

というセリフに、おけら長屋の人たちの人生観が集約されているんだなぁ✨

次回作も楽しみ🎵

さて、次は何を読もうか。。

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2015年06月07日

棄霊島読了

棄霊島0241.jpg


棄霊島

本当に久しぶりに読んだ浅見光彦シリーズ。
シリーズ100作目なんですねぇ。
文庫で上下巻合わせて720ページ本
長い。。バッド(下向き矢印)

舞台は世界遺産候補にもなっている長崎県端島。通称軍艦島。
執筆当初は今のような観光資源にも成りうる世相ではなくて、あくまでも捨てられた廃墟として扱われています。

その軍艦島の成り立ちと歴史の真実の姿がベースになって事件が構成されていて、30年前の謎の事故死と、さらに30年前の終戦当時の日本の混乱が生んだ人々の哀しい生き様が描かれています。
旅情ミステリーというより、社会派ミステリーですね。

それでも物語は軍艦島から五島列島、信州、静岡、名古屋、舞鶴と移動距離も長く、事件の複雑さと同時に旅の気分も味わえますよ。

子供の頃、福岡に住んでいたこともあるので長崎には何度か行ったことがありますが、当時は軍艦島の存在すら知りませんでした。
世界遺産になってもならなくても、一度は行ってみたいなぁ新幹線

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2015年05月01日

「本所おけら長屋(四)」を読んだ

本所おけら長屋4.jpg

読了しました。
今回も泣いて笑って笑って泣いてぴかぴか(新しい)
毎度お騒がせで、お節介で、人情に厚いおけら長屋の面々。

今回のお気に入りはなんといっても「あかいと」。
あかいと=赤い糸ってことで、こういうテーマは不変ですから黒ハート
大好きな人に、たったひと言がいえない。
それも、相手を想っているからこそ伝えられないもどかしさが、読んでいる方も同じようにもどかしく切なくドキドキしてしまうようでムード
お節介なまわりの人たちの心遣いにも感動してしまいます。
言わぬが花というか、言うのが野暮ともいえる出来事に、おけら長屋の住人たちはどう立ち振る舞っていくのでしょう。

「粋」っていう言葉がありますが、これを読むと(というかこれまで実際に下町に住んでみて)「粋」を気取るのは「粋」じゃないってことがよくわかります。
「あかいと」でも、そんなことを優しく教えられているようで、読後は温かい涙に包まれました。

笑いという意味では「よいよい」が一番exclamation
夜中に読んでいても、思わず大きな声で笑ってしまいましたわーい(嬉しい顔)

やっぱり「おけら長屋」は面白いグッド(上向き矢印)
早く続編が出ないかなぁ本
っていうより、また言ってしまいます。
おけら長屋に住みたいexclamation×2

そうそう、今日偶然書店で知ったのですが、IBC岩手放送のラジオで、「本所おけら長屋」の朗読を放送しているようです。
ホームページからも聴けますよ〜。


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2014年09月14日

「蜩ノ記」を読んだ

higurashinoki94015.jpg

葉室麟「蜩ノ記(ひぐらしのき)」を読みました本

十年後の切腹を申し付けられた武士の生き様を描いた長編小説。

藤沢周平作品に通づる文体と物語。
清廉という言葉がぴったりの奥深い作品でしたぴかぴか(新しい)

『武士道とは死ぬことなり』と「葉隠」で語られているように、当時、武士とは忠義を尽くして死することだったのかもしれませんね。
悲しいことですが、それだけに生き様というものが重要になってくるのかもしれませんもうやだ〜(悲しい顔)

藤沢作品に似ていると書きましたが、まさに「蝉しぐれ」のような場面もあって、そこは新鮮味に欠けましたが、やはり主人公とその家族とまわりの人々のふれあいが胸を打ちます。

この作品、来月映画化されるようですね。
キャスティングを見たら、みなさん本当にイメージにぴったりでびっくりしました目
リンク先に表れる『夫婦の愛、家族の愛、初めての恋、そして師弟の愛-混迷を深めるこの時代に、すべての日本人に捧げる普遍の「愛」を紡ぐ物語』という言葉が、この作品のすべてを物語っていると思います黒ハート

さて、次に読む本は決まっています本
あのシリーズexclamation
ワクワクるんるん

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2014年05月20日

おけら長屋2

スカイツリー東側から19001.jpg

スカイツリーの写真も久しぶりカメラ
もうあるのが当然になってしまったので、最近は写真も撮りませんダッシュ(走り出すさま)

でも普段とは違う方向から見ると、また違った印象。

こうして見ると、やっぱデカイなぁ目
低く見えますが、隣の黒っぽいビルは31階建て。

今から4、500年前、昔この辺りに住んでいた人は、まさかこんなものが建つとは思ってもみなかったでしょうね。

ということで、ここからそんなに離れてはいない地元が舞台の物語を読み終えました本


おけら長屋20813.jpg


本所おけら長屋(二)

また泣いてしまったもうやだ〜(悲しい顔)
笑って泣いて感動して、いろいろ教えられたり。

前作同様、Amazonのレビューも全く同感決定

面白い小説って一気に読めてしまうんですけど、本当に面白い小説は逆に読み進めたくないって感じるんですね。

だって読んじゃったら終わってしまうからたらーっ(汗)
長編ではそうもいかないかもしれないけど、連作短編ならアリだな。

今作では初っ端の「だいやく」で大笑いし、「あいおい」で夫婦の絆を教えられ、「つじぎり」でおけら長屋の心意気に感動もうやだ〜(悲しい顔)
特に「あいおい」での夫婦喧嘩の締めくくりの台詞は心を打たれましたぴかぴか(新しい)

お節介で賑やかすぎるけど、こんなおけら長屋に住みたいなぁ。
続編でるかなぁ。
あぁ、早く続編を読みたいexclamation×2

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2014年04月22日

「本所おけら長屋」を読んだ

本所おけら長屋0422.jpg

本所おけら長屋」 畠山健二

もう何も言う必要がないくらい面白い作品でしたグッド(上向き矢印)

物語はもちろん、テンポもいいし語り口はまさに落語だし、笑う場面も考えさせられる場面も、何気ない言葉の輝きといい、全てが見事exclamation

連作短編7編なのですが、どれも最後には温かい涙が流れます。
ほんと、7回泣いたなぁもうやだ〜(悲しい顔)

江戸の粋っていうのはこういうこと。
決して見てくれじゃなくて、心根(こころね)なんですね黒ハート
長屋特有の懐っこさや優しさや、ある意味大きなお世話というか鬱陶しさも感じますが、それも長屋を家族として考えている証拠。

『長屋って何だ。(中略)立場の異なる庶民たちが、干渉し合い、助け合い、一緒に泣いて、そして笑う。そのためには誰かが我慢し、折れることも必要なのだろう。今は自分にその番がまわってきているのかもしれない。次にはだれかが自分のために我慢し、折れてくれる日がくる。それが長屋の生活なのだ。』

この言葉に集約されているのかもしれません。

Amazonの書評も好評のようですが、それも納得決定
どれも私の感想を代弁してくれているようでぴかぴか(新しい)
舞台の本所といえば、今現在私が住んでいる街とはさほど離れていないので、そういう意味でも親近感がありました。

時代小説と江戸っ子弁が苦手な方は読みにくさもあるかもしれませんが、とにかくオススメexclamation
街にはいろんな人たちがいて、向こう三軒両隣の人たちが愛おしくなるかもしれませんよわーい(嬉しい顔)

続編も早速買ってこようダッシュ(走り出すさま)

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2014年04月17日

妖怪時代劇とか

妖怪時代劇21.jpg

どどーっと4冊まとめて本を読んでました本

またまた時代劇exclamation
でもちょっと変わった内容でモバQ


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2014年04月11日

用心棒の三十郎さん

用心棒三十郎1250 51.jpg

ろーにんといえば浪人ものということで、また時代劇を読んでおりました本

用心棒 - 椿三十郎」 鳥羽亮

黒澤映画の「用心棒」のノベライズがあったんですね。
思わず買ってしまいましたグッド(上向き矢印)
タイトルだけ見ると、映画「用心棒」と「椿三十郎」の二作品が収められているみたいですが、ここでは映画「用心棒」の主人公として椿三十郎が設定されているということです。

この本の作者さんは数々の時代劇、しかも剣豪ものを書いてらっしゃるので、動きのある描写はさすがです。
斬り合いの凄まじさはかなりのものどんっ(衝撃)

ノベライズだけあって、映画の場面がいきいきと描かれていますが、主人公の設定と妾にされた「ぬい」さんの旦那さんがいないところがちょっと変わってますね。

最後の「あばよ」ってセリフがかっこよすぎるんるん
また映画観てみようカチンコ


血戦 用心棒椿三十郎」 鳥羽亮

こちらは黒澤映画とは関係のない、著者オリジナルの三十郎作品。
「用心棒」では桑畑、「椿三十郎」では椿と、名乗るときに目に入ったものを名字として語る主人公が、今回は栗林三十郎として活躍します。

今回はひょんなことから、とある藩の跡継ぎ争いに巻き込まれる形になるのですが、相変わらず剣の技は冴えまくり、アクション要素満載の娯楽作品に仕上がっています。

またまたラストのかっこよさはなかなかのものぴかぴか(新しい)
いや、ちょっと出来すぎかなぁたらーっ(汗)
もしまた続編が出たら読みたいです。

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2014年03月01日

小暮写眞館を読んだ

小暮写真館単行本.jpg

小暮写眞館
かなり久々に、宮部みゆきさんの作品を読みました本
読もうと思った最初のきっかけは、表紙(の写真)カメラ

小暮写真館表紙.jpg


以前、千葉県を走るローカル線、小湊鐵道の月崎駅に行った(立ち寄った??)記事を書きましたが、表紙の写真は月崎駅のお隣の飯給(いたぶ)駅なんですねexclamation

ここは春、菜の花や桜と電車(正確にはディーゼル気動車)の写真撮影の定番ポイントになっています電車
たぶん、この辺りも原付でトコトコ走ったと思うんですけど。

宮部さんの現代小説は本当に久しぶりで、前に読んだのはいつだったか。。
相変わらず…というかさらに作風に奥深さが出て、連作短編のような体裁なんですけど、それぞれの作品に爽やかさや感動があって、ラストにつながる手法もお見事決定
さすがですグッド(上向き矢印)
単行本で700頁ちょっとあるのに、結構な早さで読了してしまいましたダッシュ(走り出すさま)

それにしても宮部さんが描く男の子は、たとえ高校生になっていてもいつもなんとなく子供っぽいかなぁ。
で、小学生は結構しっかりした言動だったり。
いきなりニックネームがぽんぽん出てくるんですけど、私が高校生の頃はほとんど苗字の呼び捨てばかりだったからなぁ。
さすがに女子は高校生くらいになってくると「くん」付けで呼んでくれましたがあせあせ(飛び散る汗)

今回はミステリーとかではなく、青春小説かも黒ハート
心霊写真も出てきますが、怖い内容ではないですよ。

誰もが、他人どころか身内にも語れない傷を抱えています。

『生きてる者には、ときどき、死者が必要になることがあるんだ』

このセリフ、いいなぁ。
宮部作品にはいつもこんな珠玉の言葉がちりばめられているんですよねいい気分(温泉)



YouTubeで見つけた飯給駅。
登場人物の人もこんな風景の中にいたのかな。

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2013年06月02日

口入れ屋用心棒9〜13を読んだ

前回と同様、どどどどっと読んでいました本

5冊分なのでリンクは省略ダッシュ(走り出すさま)

手強い敵との対決にようやく終止符が打たれました。

一方、主人公のまわりの男女の心の行き来も形になってきたようでむかっ(怒り)←なぜ怒る!?…やっかみか。。

今回は主人公と作者のふるさとである静岡(駿河)へと話が進むのですが、思えば現代なら新幹線で1時間ほどで行ける距離を、江戸時代は三日もかけて歩いたんですね。
途中には箱根の山という難所もあったわけで、昔の人の健脚には驚かされます。

シリーズはまだ続くんですけど、そろそろ他のジャンルも読みたくなってきたので、次はまた外国ものを読む予定。
あ、これもまたシリーズものかあせあせ(飛び散る汗)

それにしてもいまだに感知しない右手の指。。
生活にはまったく支障はないものの、たまに力を入れると痛い。

まぁ、それももうすぐだと思いますexclamation


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2013年04月18日

「アイアン・ハウス」を読んだ

本当は音楽モードになるつもりだったんですけど、指を怪我してしまったので本ばかり読んでいます本
どちらも好きだからいいんですけどねいい気分(温泉)

アイアン・ハウス」 ジョン・ハート

ジョン・ハートは以前読んだ「ラスト・チャイルド」の作者。
この作品にも辛い環境の子供が登場します。
私はへたれで甘ちゃんだから、正直、こういう設定は嫌いなんですけどねちっ(怒った顔)

それでもストーリーテーリングの巧さは見事exclamation
章や節の最後の行が印象的で効果的な言葉で締めています。

だからストーリーの続きが気になって、どんどん読み進めてしまいます。
そこは文章の巧さはもちろん、翻訳の妙でもあるかもしれませんね。

私は文庫の上下巻で読んだんですけど、上巻は殺し屋としてのアクション小説。
下巻は謎の解明が主のミステリー小説という印象。

個人的には前作「ラスト・チャイルド」よりも面白かったグッド(上向き矢印)
過酷な場面や涙しそうになる表現もありますが、それだけに読了感はさわやかで。

ただミステリーではあるけど、決して推理小説ではありません。
ネタバレになるから書きませんが、あの設定で推理というのはある意味卑怯ですからねぇたらーっ(汗)

さて、次は何を読もうかな。


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2013年03月26日

「白と黒」読了

横溝正史「白と黒」を読み終えました本

本が分厚いこともありますが、それ以上に精神的にいろいろ落ち着かなくてだらだらと読んでいましたたらーっ(汗)

金田一耕助シリーズといえば、地方の旧家における伝承や血縁に関わる陰惨な事件という印象ですが、今回は都内の団地を舞台にした殺人事件人影

文字通り、血のつながりも関係もない赤の他人が住む集合住宅。
そこでタールで顔を焼けただれさせた死体が発見されます。
折しも、陰湿な文章で住人のプライバシーを暴露させる手紙が横行。
この二つの出来事に関連はあるのか?…
そして被害者宅にあった「白と黒」という紙片の意味は??がく〜(落胆した顔)

これまでの事件とは明らかに背景が違うだけに、最初はとっつき辛いところもありました。
団地といっても、執筆当時の団地と現代の団地やマンションとは、まったく雰囲気が違いますし。

ただ根底には、やはり戦争や男女の愛憎、哀しみが描かれているので、そういう意味では源流は同じかなと。

この頃の筆者特有のエログロ展開もありますし、「白と黒」の意味もちょっと時代的に今では用いられないキーワードなので、読みながら推理してもなかなか解けないでしょうねどんっ(衝撃)

私も犯人の予想をしながら読むんですけど、やっぱり違っていましたバッド(下向き矢印)

ある意味「犬神家の一族」的なトリックがあったり、謎解きと犯人捜しが別の展開になっているという珍しいストーリーにやられてしまったというか。

決して万人向きではなくお勧めできませんが、こういうのもアリなんだなぁと思いました。



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2013年02月27日

「マギの聖骨」を読んだ

「マギの聖骨 」を読了。

いつも通り、あらすじはリンクをご参照くださいあせあせ(飛び散る汗)

ちなみにマギとは、

『キリストの生誕を祝福するために訪れた三人の博士を指す。「マタイによる福音書」によると、マギは新しい王が生まれたことを星によって知り、エルサレムのヘデロ王に伝えた。三人の名前はガスパール、メルキオール、バルタザールで、それぞれ<没薬><黄金><乳香>を贈り物として捧げた。<東方の三博士><三人の王>とも言われ、<マジック(magic)>の語源とされる』

と、表紙裏からの抜粋。

「ダビンチ・コード」と「インディ・ジョーンズシリーズ」の魅力を併せ持った小説という帯もありました。
これは面白そうexclamation

…と思って読んでみたわけですが。。



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2013年01月17日

時雨みちと山桜

藤沢周平さんの「時雨みち」を読みました。

藤沢作品を読んで毎回感じるのは、この作家さんはどうしてこんなに空気感を表現できるんだろうと言うことぴかぴか(新しい)
おかしなはなし、映像で観るよりも文章を読んでいる方がその場面を深く具体的に想像することができるというか、まるで季節の温もりや自然のおおらかさや厳しさすら感じとれるというか晴れ曇り雨雪

「時雨みち」には11編の短編小説がおさめられておます本

市井に生きる庶民から武士、隠密まで。
これだけバラエティに富んだ藤沢作品もないかも。

そしてどの作品にも共通しているのが、引き返せない人生の選択。
人間の豊かさは挫折とともに深くなっていくものだなぁとあらためて考えさせられて。

相変わらずの手抜きですが、リンクの書評がとても参考になります。

一番のおすすめは、やっぱり映画化もされた「山桜」決定
ほんと、これだけでも読んでおいて損はないというか。

「亭主の仲間」は藤沢さんには珍しいホラーがく〜(落胆した顔)
というかサイコパスなお話。
書評にあるとおり、完結しないところが恐ろしい。
現代の日本でもこんな事件がありますが、執筆当時(1979〜81年)に時代劇でこういう話を書いたというのはかなり先進的だったかもしれません。

ということで、「山桜」のDVDも借りてきましたCD


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2012年12月29日

口入屋用心棒7&8を読んだ

どどどっと読んでしまいました本

口入屋用心棒7「野良犬の夏

口入屋用心棒8「手向けの花

手強い敵が現れてきてスリリングな展開になってきましたがく〜(落胆した顔)
しかも非道な奴で、何人も殺されてしまいますもうやだ〜(悲しい顔)
あまつさえ謎の秘剣の遣い手というから厄介な敵。

一方、シリーズを通しての流れで言えば、それにしても男女の心の行き違いとか、心情の変化とかいうのは時代を問わず厄介なものなのだなぁと思わせました。

何だかじれったいなパンチ

『そりゃ、こっちが思う分だけ向こうが思ってくれりゃ、世の中に失恋なんてなくなっちゃうからな、そうはいかねえもんな』

というは「男はつらいよ」の寅さんのセリフいい気分(温泉)

そんな言葉を思わせる展開になってきました。

寅さんの言葉は何気ないけどハッと気づかせてくれるな。
うーん、さすがに色恋のプロの言葉は含蓄があるわーい(嬉しい顔)


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2012年12月08日

本を読んでグラグラ揺れて

ちょくちょく読んでいる「口入屋用心棒シリーズ」、第六巻、読了しました。
やっぱり面白い。
読みやすいので、あっという間だったなぁ。
この後もしばらくこのシリーズを読む予感本
他にも読みたい本はいっぱいあるのに。。

ま、面白いからいいんですけどねグッド(上向き矢印)


話は変わって、夕方の地震、びっくりしましたがく〜(落胆した顔)
まさに忘れた頃にやってくるって感じで。
関東では明け方もあったんですよ。
震源地は千葉県でしたが。

東京は震度3か4だったのかな。
結構大きかったし、何より長かったです。

幸い、うちは無事でしたけど、東北は本当に気の休まることがありませんね。
もう地震はたくさんだーパンチ

みなさまもどうかお気をつけ下さい。

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2012年11月21日

武者と金剛とリニューアル

時代小説を2冊読み終えました本

武者とゆく(8) 百両の舞い

シリーズ完結編なのかな。
それにしては正直、ラストはちょっとバタバタとしているような、悪く言えばやっつけ仕事をしちゃってる感がありました。
残念。バッド(下向き矢印)

それに主人公が住んでいる場所が、私が住んでいるところのご近所だったから親近感が湧いてきたのもあったんですけど、この最終巻ではもっと南の両国すら越えてしまった場所に引っ越してしまったのも個人的に残念だったりバッド(下向き矢印)バッド(下向き矢印)

でもシリーズを通して感じられる爽やかさは一貫しているので、読了感は良かったです。


捕物犬金剛丸 深川門仲ものがたり

リンクの説明がわかりやすく、まさに私と同じ意見なので省略←手抜きパンチ

時代小説初心者でもわかりやすくて、ストーリーも軽めです。
江戸庶民のべらんめぇ調が苦手な方は二の足を踏むかもしれませんけど。
ちなみに現在の東京下町はこんな言葉は行き交っておりませんわーい(嬉しい顔)

ただ、括弧(()や「」)の使い方が独特なので多少の読みにくさはありました。
行間を詰めずに読みやすさに徹した配慮なのか、作者のこだわりなのかはわかりませんが、ちょっと違和感があったなぁたらーっ(汗)

だけど時代小説になっても、やっぱりワンコはいいなぁ犬


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2012年11月11日

最後の恋する男たち

いつもは時代劇やおどろおどろしい殺人事件ばかり読んでいる私ですが、先日の「森崎書店〜」を読んだことで、たまには現代に戻ってみようかと思い、どうせなら毛色の変わったものをと読んでみました
本

両冊とも短篇集で、古書店で100円だったしダッシュ(走り出すさま)

恋する男たち

「恋」といってもいろんな形があります黒ハート
「愛」といったほうがいい作品もありました。
親子愛みたいな。

でも作家さん独特の世界があって、その対比みたいものが面白かったです。

篠田節子さんはちょっと重めだけど救われるような、小池真理子さんはホラーも入ってるような。
松尾由美さんは初めて読んだのですが、なかなか軽快で今後もまた読みたいなと思ったり。

それにしてもタイトルから想像するような熱い恋みたいな作品はなかったなぁ(そういうのを読みたい訳じゃありませんが)。


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2012年10月16日

「続・森崎書店の日々」を読んだ

相撲ブックカバーと続森崎

先日読んだ「森崎書店の日々」の続編を読みました本

続・森崎書店の日々」八木沢里志

前面に写っているのは、国技館土産にもらったブックカバー。
布製だけど、これなかなかいいグッド(上向き矢印)

前作から2年後の森崎書店に集う人々の物語。
以前の記事には、前作にもう一遍収められている作品が面白かったと書きましたが、今作はまさにその続編という感じで。

主人公の成長やまわりの人達とのふれあいが優しい視線で描かれています。

作家さん、うまくなったなぁ。
男性なのに、女性の気持ちを丁寧に描いていて。。

うーん、私は鈍感・いい加減・ちゃらんぽらんなので、こういう描写を思いつかないのだろうか失恋

物語後半、不覚にも泣いてしまいましたもうやだ〜(悲しい顔)
りょうを思い出すところがあって犬
あ、犬は出て来ませんけどね。

目を背けていたことが現実になったとき、人は狼狽えて後悔して哀しみに押し潰されそうになりますが、やっぱり前を向いて歩いて行かなければなりませんね。

今月下旬から来月上旬にかけて、神田神保町古書店街で恒例の古本まつりが開催されます。
今年は久しぶりに行ってみようと思ってまするんるん


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