2017年11月16日

古典ミステリー

古典ミステリー.jpg

前回「本」カテゴリーを書いたのが6月。
それから5ヶ月、ちまちまとミステリーを読んでいました📖

結構古典的なミステリーに入ると思います。

現代ではちょっと考えられない設定や展開の妙も楽しみかも🆗


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2017年06月12日

異次元小説?

喪の宴と駅とその町.jpg

暑くなってきたからというわけではありませんが、ホラーというか不思議な小説を読みました。
本棚のお片付けシリーズ📖

喪の宴」 森真沙子

森さんの小説はやはりホラー作品として「転校生」を読んだことがあるので、ホラー作家というイメージが強いです。
最近は時代小説を書いていらっしゃいますが。

この本はホラーの短編集
とはいえそれほど怖くはなく、幽霊とか化物とか超常現象とかではなく、生身の人間の怖さを綴ったものが多かったです。
特に女性の恋情や子供への想いとか、じわじわと哀しく、それでいて底深い物語というか💧
やっぱり何より今生きている人間が一番怖いということなのかもしれません。


駅と、その町」 眉村卓

眉村さんといえばSF小説。
「ねらわれた学園」とか「なぞの転校生」とか、映画やドラマで何度も映像化されました🎬
結構そういうブームがあって、学園もののSF小説にハマったことがあったなぁ。

こちらは年齢層が上がって、社会人の日常の不思議な出来事を題材にしたお話。
SFというより、伝奇小説の趣があります👤
立身とかいてタツミという町を舞台にした連作短編集。
ここは新しいものと古いものが渾然一体となって造られた町。
新しいものを取り入れながらも、古い町自体の情念ともいうべき何かが彷徨っているようで。

統一性があるようでない混沌さを表しているのかもしれませんが、いまいちわかりにくさを感じてしまいました。
怖くはありませんよ🆗
学園SF小説みたいな作品を期待したからかしらん。

さて、次は古い作品を読む予定です。

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2017年05月27日

恋かぁ...

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新しい本を読みたいのは山々なのですが、以前に買ったまま読んでない本が結構あるので、そちらを片付けてしまおうシリーズ。


転々」 藤田宜永

藤田宜永さんといえば、ハードボイルドや冒険小説のイメージがあります。
あとは奥様が作家の小池真理子さんとか。

この作品は東京を舞台としたロードムービー。
借金を抱えた男が、ある日出会った謎の男から「借金のぶんの金を払うから、一緒に東京の街を散歩しろ」という提案を受け、吉祥寺から都心へと徒歩の旅を続けるというお話。

摩訶不思議なストーリーですよねぇ👤
しかし二人は気ままな旅の中で、いろんな人と巡りあい、いろんな人生を垣間見て、やがて旅の真実に向かっていきます。
そのなかで核となるのが、男と女。
うまくいった関係も不器用な関係も、すべてひっくるめて忘れられない思い出なんですねぇ💓💔
さて、謎の男が何者で、何故こんな条件を出してきたか。
そして主人公自身が何者なのか。
ミステリー要素もある小説です。

渋いなぁ。
こういうストーリー、好きですね🆗

読んでから映画化されていたのを知って、DVDを借りてきました🎬
が…なんでコメディ映画として作ったんだろう💥
コメディにしたって面白くないし。。

原作とは別物です⤵
なんでこういうふうにするかなぁ。
キャストはいいんだけど、演出がわざとらしいというかお遊戯みたいというか。
うーん、残念💢


いつかは恋を」 藤田宜永

「転々」に続いて読んでみました。

主人公は亡き夫から継いだ町工場を経営する57歳の女性。
子供が二人あり、すでに共に独立しているが、長男は18歳のときにある事情がきっかけで家出。音信不通状態。
長女は夫がインサイダー取引の疑いで事情聴取中ということで、実家の町工場に帰ってきている。
舅はがんこな職人で、視力が弱くなって隠居の身。
それでも健気に働いてきました。
そんなとき、とあるきっかけで出会うことになったタクシー運転手との出会いが、主人公の人生を変えていきます。
激しくはないけど、ゆっくりと抑えた大人の恋物語💓

面白かったです⤴
なんでこの本を買ったのか記憶にありませんが、思った以上に面白い🎵
ある意味スリリングでまどろっこしくてヒヤヒヤして。

不思議なことに、普段、凄惨な殺人や血みどろのアクションやサスペンス、はたまた身の毛もよだつようなホラーな本や映画を観ているくせに、そういったものに免疫がつきすぎて怖くもなんとも思わなくなったせいか、この手のラブストーリーだと先を読むのが怖くて怖くて💨
いつの間にか、主人公たちの行く末を応援しているんですねぇ。
年代的にも似たり寄ったりということもあるし。

ということで、大人のファンタジー恋物語💕
年を重ねるって良いことなんだなぁ♨
事実は小説より奇なりとも言いますし、たまにはこういうのもいいかもです。


最後の恋 つまり、自分史上最高の恋 Men's

前の2作が面白すぎたため、なーんも残らん。。
短編だからいろんなストーリーがあるんですけど、"自分史上最高の"とかこっ恥ずかしいタイトルをつけたわりにはどれも軽い印象。
以前、この女性版の本も読みましたが、こういうのはやっぱり女性作家のほうが上手くてシビアかも。

読む順番を逆にしとけば良かったかな。

三冊読んでみて…うーん、恋かぁ。←遠い目👀
すでにそういう感情が…枯渇していることに気づいた次第です💣
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2017年04月07日

「失敗の本質」を読ん…だことにしよう

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「失敗の本質」 戸部良一 他

私には珍しくドキュメンタリー本。
というか学術書のようなビジネス書のような戦史ものというか📖

「失敗の本質」というタイトル通り、ここでは第二次世界大戦(特に太平洋地域における日米の戦争。大東亜戦争)における日本の敗戦の原因を考察して、今日の仕事やビジネスや生活に活かそうという趣旨の本であります。

大まかに言うと、大東亜戦争における失敗の本質とは(今だから言えるという部分はありますが)日本軍の敗戦は組織の情報のあり方と共有、古い価値観と間違った統制の執り方ということ。

対するアメリカは三分構成で戦闘隊、訓練、休養という分け方をしていたらしく、休養組は当時テニスとかしていたらしい🎵
すごい余裕ですねぇ👀
それとは対象的に日本はお寺の鐘を供出したり、月月火水木金金という余裕のない体系。
またそれが美徳とされていました。
かつての戦争で効果的だった大艦巨砲主義や白兵戦主義が、大東亜戦争では通用しなくなっていることに気づかないというか、その考えに固執していたのも対応力のなさですね。
その他にも統率部と戦場の目的意識の差異。
過去の英雄の勝ち方のみを重視し、突発的事象の臨機応変さに欠けていたり、上層部に対しての意見が通りにくい体質、海軍と陸軍の対立等など。

現代の社会でも同じような体質がありそうですね。
正直言って、多分こういうことだろうなと漠然と予想したとおりだったわけですが、臨機応変な自己否定と改革スピードが大事だということです。

それにしても本書にもかなり読み難さが多分にありました⤵
第一章から三章までの三分構成になっているのですが、現代を生きる人たちに重要なのは第三章のみ。
第一章は各戦闘の大まかなあらまし。
第二章はその具体的な敗因の説明。

文章も学者然としたものなので(学術書、ドキュメンタリーとしては当たり前かもしれませんが)、なかなか情景が浮かびにくく、更に現代はあまり使われていない漢字のルビも少なく(特に人名とか)、共著の影響か何度も同じことを繰り返していたりと、かなり読みにくかったです💢
何度睡魔に襲われたことか💤

これも失敗のような気がするんだけどなぁ💦
あ、私の理解力が乏しいだけかもしれませんが💨

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2017年03月22日

「特捜部Q - Pからのメッセージ」を読んだ

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ユッシ・エーズラ・オールスン著「特捜部Q - Pからのメッセージ」を読み終えました📖

シリーズ第3作目までくると、登場人物の性格や過去もはっきりしてきて、ますます魅力的になってきました✨
それでなくても主人公やその部下や同僚たちは一癖も二癖もあるので。

今回は何者かが流したボトルメールが発端となります。
瓶の中に手紙を入れて、海や川に流すアレですね。
一時期、誰に届くかわからない(もちろん誰にも届かないかもしれない)そういう手紙が、ある種ロマンチックな想像を掻き立てて話題になりましたが、今回はどうも生命に関わるような重大なメッセージのようで。

しかしその手紙が書かれたのはすでにかなりの時間が経過した後で、文字の判別すらつかないような状態。
いわゆるお宮入りになった事件を扱う特捜部Qのメンバーも、これはお手上げかと思いましたが、解読するうちに非情に重要な事件が臭ってくるわけです。

そんな設定にどんどん引き込まれていきます⤴

このシリーズはどれも悲惨で重苦しい事件が多いのですが、今回も謎が解けていくに従って、人間の心の弱さと狂気に打ちひしがれそうになってきます。
特にターゲットが子供だと、胸糞悪くなるような怒りを感じたり👊

それでも登場人物たちの人間味と「悪い奴らは赦さない」という執念が読了感を満足させてくれます。

相変わらず北欧の人の名前は覚えづらくて困りますが、長い小説のわりに一気に読めてしまえるから不思議。
DVDも出たようだし、借りてこようかな。


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2017年03月03日

おけら長屋(八)と浪人モノ3冊

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畠山健二著「本所おけら長屋 (八)」を読み終えました📖

今回も笑えて泣ける人情噺😃😞
落語を読んでいるような、軽快なテンポと登場人物に癒され(?)ました♨

毎回さりげないひと言が胸を打つ場面が多くあります。
<我慢して生きるしかない。我慢して生きるしかないのだ。そうやって生きていれば、必ず良いことが訪れる>

<喜怒哀楽を抱えて他人と関わっていく。それが世の中というものではないでしょうか。>

普通の言葉なのに、物語に入っていくに従って、その一言一言がじんわり温かく胸に染みていきます。
いや普通の人間だから、普通の言葉が素直に響くのかもしれません🎵

最後の章はちょっとヤバイ💧
ワンコ好きは大泣きします🐶
私は真っ昼間に読んでしまったので、涙を隠すのに苦労しました💨
まぁ、花粉の季節だからマシだったかも😃
でも最後の一行で救われたというか、幸せとは何かを噛みしめることができました🆗

やっぱりおけら長屋はオススメです‼

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2017年02月04日

ふぁんたじー3冊+1冊

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本、読んでます📖
昨年来の読書病はいまだに続いていますよ💨

今回はあまり厚くない本なので、3冊一緒に簡潔な感想を。
あらすじはリンクをご覧ください。

コンビニたそがれ堂」 村山早紀

探し物がある人だけに見つけることができるコンビニ。
読んでいけばおわかりになると思いますが、実はこれはきっとお稲荷さん。
どれも温かくほんわかする内容で、たまにこういう作品を読むと心の洗濯みたいになりますね。
大人も読める童話です。

常野物語 光の帝国」 恩田陸

連作短編。
最初の作品だけ心地好いのですが、あとは結構ダーク👤
恩田陸さんってこんな感じですよね。
かなりブラックが入っているっていうか。
でもシビアな目だからこそ、想いの強さを感じられるのかも。
私はヘタレなので、フィクションでも悲しいのはつらいかな。
甘ちゃんだなぁ⤵
続編もあるようなので、こちらもご参考に。

食堂つばめ」 矢崎在美

今回読んだ中では一番のお気に入り⤴
「ぶたぶた」という不思議な小説を書いた作者さんで、ここでもやっぱり不思議なんだけと温かい世界を見せてくれます。
生と死の間というシビアな世界なのに、全然肩肘張らずに楽しめます🆗
これは主人公キャラの徳なのかも😃

で、3冊読んだ後、ブログを書くのをサボっていたら、もう1冊読んじゃってました。

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月の裏側」 恩田陸

そういえば恩田陸さんって、昨年直木賞を受賞されたんですよね。
この作品ではないですが。

全体的な雰囲気はダークファンタジーというかホラーというか、不気味な印象の伝奇小説。
その不気味さは梅雨時の水郷の町という重苦しい空気感で強調しているともいえますが、この水に囲まれた町という設定が陰鬱な恐怖感を増幅させています。
ただ、女性作家に多い(という印象を持ってます)突然の話の変化が気になるというか。
スピード感を阻害して、頭に入ってこない箇所が結構あるように感じました。。
その話っている!?って感じで。
それがなければ400ページにもならなかったような。
うーん、おかげで感動もないしなぁ⤵⤵

さて、次は久しぶりに時代劇でも読もうかな。

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2016年12月25日

「風花帖」を読んだ

風花帖.jpg

葉室麟著「風花帖」を読み終えました📖

武士の清廉さと一途な想い。
まさに葉室ワールド‼

武士である以上、また武士の妻である以上、現代のようにいたずらに自分の想いを口にできない苦しさと、それだけにひとつの思い出や言葉が重く心に残る。
それ故、相手に対する心情が深く刻み込まれるのかもしれません。

狂おしいほどの清廉さと一途な心が胸を打ちました💧

それにしても、いわゆる士官した武士って面倒ですよねぇ。
価値観の違いで大きく変わりますが、私が素浪人モノを愛読するのも、やっぱり自由が一番だと思うから。
まぁ、そのかわり一年中お金には苦労させられますけど💦

ちょっと重い作品なので、次は軽めの本を読みたいなぁ。
「おけら長屋」あたりが出てくれるといいんだけど😃

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2016年12月24日

短編集2冊

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本、読んでます📖

私には珍しく短編集2冊。
集英社文庫の「短編復活」と「短編工場」。

長編一冊を集中的に読むことが多いのですが、今回はオムニバスの短編集。
有名どころの作家さん多数の作品が一度に読めてお買い得⤴

読んだことのない作家さんの作品は一遍一遍が新たな未知の世界で、ある意味試し読み的な意味でも使えそう。

個人的に私は短編小説を書ける人は天才だと思っています。
例えば、宮部みゆきさんや浅田次郎さん、伊坂幸太郎さんや桜木紫乃さんなんかは本当に見事❗
もっと読んでみたいなぁと思う作家さんがたくさん揃っていましたよ。

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2016年11月23日

ちょっと異色(?)な時代劇4冊

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このところ読書関係の記事を書いていないので、もう読書病は収まったかと思いきや、ちゃんと読んでいます。
とりあえず、まとめて4冊ほど📖

タイトルの異色というのは、これまでほとんど侍モノや素浪人モノばかり読んでいた私にしてみれば異色ということで、今回はただの(?)素浪人ではなかったり、市井の町人モノだったりということです。
市井の人モノといえば、藤沢周平さんか宮部みゆきさんしか読んでいないかも。

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2016年10月14日

「浅草偏奇館の殺人」を読んだ

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西村京太郎著「浅草偏奇館の殺人」を読み終わりました。

表紙の絵が、なんだか進撃の巨人に出てきそうな感じですねぇ😃
これだけで昭和なエログロっぽさを予感させます💋

昭和7年、戦争の足音がひたひたと近づく東京浅草の繁華街六区が舞台。
当時の浅草六区といえば日本を代表する歓楽街で、大衆演劇の基礎を築いた街といっても過言ではありません。
そこの芝居小屋で脚本を書いていた主人公の邂逅録の形で、当時起こった殺人事件を綴った物語。

先日、久しぶりに六区を歩いたのですが、私が下町に移り住んでからも変わった町並みが、さらに変わっていてびっくりしました👀
まさに六区の映画館や劇場がなくなって、新しいビルや店に変わっていたりして、時代の移り変わりを痛感したところです。

物語では、日本がどんどん戦争に向かってゆく危機感と、それに対抗するように、まさに命がけで大衆演劇が戦っていた様子が描かれています。
推理小説という面もありますが、当時の世相を語る風俗小説ともいえるかもしれません。

浅草の独特な街の香りは、いまだに残っています♨
いつの時代でも、そういうものは大事にしたいですね。

西村京太郎さんは大好きな作家さん⤴
読みやすいし、社会の影の部分にも光を当ててくれるのも好きなところ。
とはいえ、代表的な十津川警部シリーズは読んだことないんですけどね💨

作者の長編第1作「四つの終止符」と、続く「天使の傷痕」は本当にお気に入りで、何度も涙したことを思い出します😞
決して明るい小説ではないんですけどね。。

次からはまた時代小説を何冊か読む予定。
まだまだ読書病は続く模様です📖

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2016年10月12日

「夜の床屋」を読んだ

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夜の床屋」 沢村浩輔著を読了しました📖

爽やかなミステリーといいましょうか、これまで読んできたようなエログロ要素ゼロ(笑)の青春ミステリー。
いわゆるフーダニットという本格推理ではなく、日常の謎を解くコージーミステリーというジャンルになるのでしょうか。
安楽椅子探偵とか。

…こういうの苦手です💨

なんだか消化不良というか、柔らかいというか。

作者は知識もテクニックもあって、さすがに賞をとるだけの構成力や試験的な冒険もして、頭もいい印象。
海外ミステリーとか翻訳モノも数多く読んできたんだろうなぁとにおわせます。
でもちょっと後出しジャンケンみたいなところもあって、ミステリーという感じではないような気も。
あ、連作だからいいのかな??

解説を読むと、連作短編という形をとって、すでに自身が書いおろしていた作品をもモチーフにしている斬新さがあり、それはまるで別人が書いたような劇中劇として語っている…と書かれていましたが、そうかなぁ⁉
私は明らかに同じ作家の味が出てると思ったんですけど。

私は極端にいろんな国や時代の小説を読んでいるからそう思うのかもしれませんね💥


ということで、次に読むのは昭和テイストたっぷりの推理小説📖
超有名な大好きな作家さんだから楽しみ🎵

それにしてもいつまで続くんだろう、読書病。。

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2016年10月07日

「命売ります」を読んだ

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このところなんだか書評ブログになってしまった感がありますが、そういうつもりでもないんですよ。
単なるブームというか💨

三島由紀夫著「命売ります」を読み終わりました📖

三島作品。
小説というより文学、しかもなんとなく難解で奥が深い印象がありますね。
映画でも小説でも、私、観たことも読んだこともないような気がするんですけど、これを読み始めたきっかけはとある書店のポップ。
難しい文学というより、エンターテインメント作品です…みたいに紹介されていたので興味を持ちました。

自殺に失敗した男が、それを逆手に取って自分の命を売ることを思いつき、それがきっかけで様々な人と出会い、更に事件に巻き込まれてゆくという内容。

上手いなぁ。
さすがに三島由紀夫。
知識も豊富で、ひとつひとつの言葉に意味があり、まるで読者がだんだん物語の罠にはまっていくような緊張感を感じてきます。
作品自体は昭和48年発表ということですが、今読んでも古さを感じません。

シュールでアングラでミステリアスでエロチックで、そして意味深👤

いろいろ考えさせられる作品でした。

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2016年10月05日

「オケ老人!」読了

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読書病が続いています📖

荒木源著「オケ老人!」を読み終わりました。

数日前まで「特捜部Q」というデンマーク産ミステリーを読んでいたので、日本の現代劇は読みやすいったらない😃
あっという間に読了してしました🆗

読みさすさもありますが、ストーリーの面白さも輪をかけて軽快に読み進められるというか❗

こういう勘違いで始まるお話はありがちなんですけど、それだけにキャラクターの立たせ方が秀逸。
メインとサブのストーリーの絡ませ具合も、ハラハラドキドキ感が味わえて、なかなかのエンターテインメント作品です✨

私はオーケストラ演奏はサウンドトラック等で聴いたりしますが、クラシック音楽はそれほど造形が深くはありません。
でもクラシックの楽しみ方というか、作曲者がどういう背景でこの曲を作ったかとか、指揮者のイメージング、そして各楽器の演奏者がどういう気持ちで音を奏でているかという勉強にもなるかもしれません。

「音楽は楽しむもの」という考えは全く同感で、それには年齢性別国境なんて関係ありません。
単純に楽しんで、感じて、満たされれば良いものだと思ってます🎵
ジャンルにこだわるのもわかるけど、そんなことしてたらもったいないくらい大きくて深いものですしね。

読んでから検索してみると、なんと、映画化されるんですねぇ🎬
主人公が女性になっていますけど。
しかも公開日が、なんといいますか🎂

こちらも楽しみです⤴



「オケ老人!」予告編。

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2016年10月02日

「特捜部Q キジ殺し」読了

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特捜部Q キジ殺し」 ユッシ・エーズラ・オールスン著を読み終えました。

文庫で約600ページ。

あっという間に読了です。
ヤバイくらいの読書モード📖

前作「特捜部Q 檻の中の女」で好評を得たシリーズの2作目。
一癖も二癖もある主人公たちに加え、また新たな変人(?)が加入してパワーアップ⁉

やはり北欧デンマーク産ミステリー特有の名前や地名や発音に至るまで読み難さがありますが、2作目ということでちょっと慣れたのか、思った以上にどんどん読み進められました。
ストーリーもわかりやすくてスピーディー。
映画を見ているような感じです。

前作もそうでしたが、今回もおどろおどろしいというか、悲惨で残酷な事件。

犯人たちは狂気の犯行を繰り返したにもかかわらず、大胆で巧みに罪を逃れてきます。
わかりやすく言えば、究極のくそったれども👊
読んでいて腹が立ってしょうがなかったというか、被害者の苦しみを思うと切なくなってくるほどで💢

それだけにラストはちょっとあっけないというか、ものたりないというか💥

こういう犯人は心臓が止まるまで痛みを味あわせ、苦しみ、嘆き、後悔して惨めな最期を迎えさせたほうが良いと思うのですが。。

おっ、久しぶりにブラックろーにん全開❗
でもまぁ、冷静に考えてみれば、こういう卑怯な犯人、日本の時代劇とかでもありそうだなぁ。


さて、次の本を読み始めています。
今度は現代の日本が舞台。
現代小説が一番読んでないかも💦

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2016年09月30日

素浪人モノ2冊

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ただいま読書病。。📖
また2冊読破。

三匹の浪人」 藤井邦夫

そもそも、私のブログのハンドルネーム「ろーにん」は、以前テレビで放映されていた「三匹が斬る!」の浪人たちの生き方から名付けたわけですが(あれ、以前書いたような気がするんですけど)、この小説は、まさにその「三匹が斬る!」のノベライズといってもいい作品なんです。

天下御免の素浪人。
浪人というのは仕える主がいないわけなので、言ってみれば怖いものがないんですね。
葵の紋の御威光も関係ないわけで。
そういう自由さを大事にしたいという願いで「ろーにん」としたわけです🆗

著者の藤井邦夫さんは脚本家でもあり、この「三匹が斬る!」でも何作もシナリオを書かれていたわけですから。
なので本作も小説というよりト書きのように書かれて、私的にはちょっと読みにくいんですけど、ストーリーはもろにテレビ放送した内容でした。
主人公三人の名前とあだ名を変えてあるだけで、キャラクターもセリフさえも見覚えがありますが、逆にそれが私には懐かしさと、当時の感動を思い起こさせてとても感激しました⤴

ドラマや本作の主題となっている『天空海闊』の言葉。
最近完全に忘れていましたが、この言葉のように生きることが夢なんだなと思い出させてくれました‼
続編、出ないかなぁ。


素浪人稼業」 藤井邦夫

こちらも藤井邦夫作の素浪人モノ。
あ、別に藤井作品のファンというわけではないのですが、素浪人モノが好きなんですね、私💨

「三匹の浪人」とは違って、こちらは江戸の町がメインのお話。

大らかで剣術に優れた男の物語ではありますが、なんだろう、いまいち感情移入しないというか。
素浪人なのに、剣術道場で知り合ったにせよ、とある藩のお偉いさんと懇意になっているのが気に食わないというか。
話の展開も都合が良すぎるような気がしたりして。

こちらはシリーズ物ですが、シリーズ物だと私は別の作家さんのシリーズを読んでいるからなぁ。
こちらのシリーズはもう読まないかも。

さて、現在はまた海外のミステリーに取り組んでいます。
ちょっと前に読んだ本の続編。
これもシリーズ物なんですが、あいかわらず名前やらなんやらが覚えきれなくて悪戦中。
でも面白くなってきました🎵

読書病、いつまで続くのかなぁ。

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2016年09月24日

「解錠師」を読んだ

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スティーヴ・ハミルトン著「解錠師」を読み終えました📖

アメリカ探偵作家クラブ賞受賞、英国推理作家協会賞受賞、さらに2012年「このミステリーがすごい」ベストテン海外編と週刊文春ミステリー海外部門ベストテン双方で1位と輝かしい実績を上げた作品。

文庫本で563ページという分厚さの割に、あっという間に読んでしまいました💨

物語の時間軸が章ごとに前後するので、はじめは読みにくいかなと思ったのですが、読み進めていくうちにどんどんストーリーに入り込んでしまいました。
これは作家さんの腕前だなぁ🆗
ラストに近づくに連れて、スピード感が一気に高まり、過去と現在がリンクしたときすべての謎があきらかになります。
このあたりのストーリーテーリングは見事❗

ただ推理小説とかミステリーというジャンルとはちょっと違って、これはどちらかというと青春小説かもしれません。
主人公の成長を描いたクライム・サスペンス。

サスペンス部分のラストはちょっとあっけない気もするけど、読後の清涼感は温かいものが流れてきます。
基本的に私はヘタレなので、子供が辛い状況に陥る筋書きは嫌いなんですけど💧

同じ作家さんの作品で、また違ったシリーズがあるようで、こちらは結構面白そうなので、見つけたら読んでみようかな。

次はまた180度趣向の変わった本を読んでいます🎵

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2016年09月17日

「本所おけら長屋 7」読了

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もうお馴染みになっている、畠山健二著「本所おけら長屋 7」を読み終えました📖

今回も泣いて笑って笑って泣いて💧😃

読み出すと面白くてあっという間に読み終えちゃうから、我慢して一日一編しか読まないことにしていました💦
でもそれもじれったいというか、結構苦しかったです😃
やっぱりおけら長屋はいい❗

電車や駅で読んでいると、何度も笑い、そしてウルウルして、まわりの人は私のことをさぞ情緒不安定な人と思ったかもしれません。
そのたびにトイレに駆け込んで、自分を落ち着かせたことか💨

今回も五編の短編。
「ねずみや」は「あまから」へと続く連作。
人情モノ+ハラハラドキドキ感が味わえます💕

「ひだまり」はひたすら涙。
「しらさぎ」と「おしろい」は笑いの中に、粋な人情で楽しませてくれました💧

『どうして、この世の中に、こんなにたくさんの人がいるか知ってるかい。それはね、人と人が助け合って生きていくためなんだよ。人には、一人ではどうにもならないことがたくさん起こるからね』(抜粋)

幸せは、やっぱり人と人とのつながりで訪れるものなんですね✨

あー、早く次作が出ないかなぁ⤴
って、一週間前に発売されたばかりなんだけど😃

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2016年09月08日

「その女アレックス」を読んだ

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ピエール・ルメートル「その女アレックス」を読み終わりました📖

いやー、とにかくすごいストーリーでした
何のボキャブラリーも感じさせないこのひと言が第一の感想💣
とにかく衝撃的です💥

物語はいきなりアレックスの誘拐…というか、これは拉致監禁ですな…から始まります。
犯人の顔は見ているけれど、まったく知らない人物。
これがまた監禁なんていう生易しい状態ではない方法で、アレックスを閉じ込めるんです。
もろ拷問。。

この事件を追う警察側も、これまたかなり個性的で、おそらく探偵小説上最小の身長で145cm❗
フランス人の男性です。
そしてその相棒たちもまた個性豊か。
ハンサムな大金持ちと超どケチの部下。
そして体重130kgの上司。
陰鬱な事件の中で、この4人の掛け合いにホッと和ませられる場面も多々あるんですけどね。

しかし根底に流れるものは、暗く哀しく残酷で、あまりにも理不尽な人間たちの欲望

あまりに衝撃的すぎて、これは18禁かなぁ。
平坦な意味ではなくエログロの描写もありますし

あんまり書くとネタバレしそうになるので書けませんが、読まれる方は結構覚悟して読んだほうが良いかもしれません。
特に女性は。
アレックス…彼女の人生って、いったいなんだったんだろう。。

うーん、かなりショッキングなこの小説、映画化もされるようです。
どうなるんだろう🎬

さて、あまりにも悲惨な小説を読んだので、次に読むのは笑いと涙と感動でいっぱいになれる本にします。

例のアレがもうじき発売されるので
すでにネット予約完了しました

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2016年09月02日

「夏美のホタル」を読んだ

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森沢明夫著「夏美のホタル」を読みました。

夏になると、ホタルを題材にした作品が出てきますが、この作品も主人公たちが出会った人々と、そしてそこで過ごしホタルの思い出を綴った小説📖

ひと言、爽やかです☀

普段、殺人事件やら謎を追って走り回るような小説ばかり読んでいる人間にとって、こういう爽やかな物語は、まるでダークサイドの底に溜まった澱を洗い流してくれるような清涼感を感じさせてくれるというか💨

主人公たちカップルのラブラブの描写にはちょっと小っ恥ずかしさ感じもしましたが、恋人同士ってこういうもんだよなぁ、と遠い目をして思い出そうとしている自分もかなりダークサイドだなと思ったり💣
そういう感覚をすっかり忘れてるって、やっぱりいかんよなぁ💔

ただ、これも泣ける小説という分野に入ってしまうのかなという危惧もありまして、人の命(殺人事件以外で)で感動させるというのが、私はあまり好きではないのです⤵

それでも作者が仕掛ける演出にはうるうるしてしまうのも事実。
最初は耳につくようなセリフの語尾(ここは読んでいただくとわかると思いますが)も、後半になってとても効果的に心に響くのも印象的です💧

夏美のホタル21608.jpg

この作品、映画化もされていたんですね🎬
主演が有村架純さんで。
なので本来のカバーとは別に、有村架純映画バージョンのカバーもついていました。
ただキャストを見てびっくり⁉
小林薫さんや光石さんは大好きな俳優さんですが、かなり原作イメージとかけ離れているような⤵
吉行和子さんもちょっと違うんじゃ。。
店構えも残念っぽいんだけど⤵⤵

ということで、現在早くも誘拐殺人ミステリーを読み始めています。
やっぱりダークサイドだな。。🎵

posted by ろーにん at 21:25| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする