2017年03月22日

「特捜部Q - Pからのメッセージ」を読んだ

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ユッシ・エーズラ・オールスン著「特捜部Q - Pからのメッセージ」を読み終えました📖

シリーズ第3作目までくると、登場人物の性格や過去もはっきりしてきて、ますます魅力的になってきました✨
それでなくても主人公やその部下や同僚たちは一癖も二癖もあるので。

今回は何者かが流したボトルメールが発端となります。
瓶の中に手紙を入れて、海や川に流すアレですね。
一時期、誰に届くかわからない(もちろん誰にも届かないかもしれない)そういう手紙が、ある種ロマンチックな想像を掻き立てて話題になりましたが、今回はどうも生命に関わるような重大なメッセージのようで。

しかしその手紙が書かれたのはすでにかなりの時間が経過した後で、文字の判別すらつかないような状態。
いわゆるお宮入りになった事件を扱う特捜部Qのメンバーも、これはお手上げかと思いましたが、解読するうちに非情に重要な事件が臭ってくるわけです。

そんな設定にどんどん引き込まれていきます⤴

このシリーズはどれも悲惨で重苦しい事件が多いのですが、今回も謎が解けていくに従って、人間の心の弱さと狂気に打ちひしがれそうになってきます。
特にターゲットが子供だと、胸糞悪くなるような怒りを感じたり👊

それでも登場人物たちの人間味と「悪い奴らは赦さない」という執念が読了感を満足させてくれます。

相変わらず北欧の人の名前は覚えづらくて困りますが、長い小説のわりに一気に読めてしまえるから不思議。
DVDも出たようだし、借りてこようかな。


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2017年03月03日

おけら長屋(八)と浪人モノ3冊

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畠山健二著「本所おけら長屋 (八)」を読み終えました📖

今回も笑えて泣ける人情噺😃😞
落語を読んでいるような、軽快なテンポと登場人物に癒され(?)ました♨

毎回さりげないひと言が胸を打つ場面が多くあります。
<我慢して生きるしかない。我慢して生きるしかないのだ。そうやって生きていれば、必ず良いことが訪れる>

<喜怒哀楽を抱えて他人と関わっていく。それが世の中というものではないでしょうか。>

普通の言葉なのに、物語に入っていくに従って、その一言一言がじんわり温かく胸に染みていきます。
いや普通の人間だから、普通の言葉が素直に響くのかもしれません🎵

最後の章はちょっとヤバイ💧
ワンコ好きは大泣きします🐶
私は真っ昼間に読んでしまったので、涙を隠すのに苦労しました💨
まぁ、花粉の季節だからマシだったかも😃
でも最後の一行で救われたというか、幸せとは何かを噛みしめることができました🆗

やっぱりおけら長屋はオススメです‼

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2017年02月04日

ふぁんたじー3冊+1冊

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本、読んでます📖
昨年来の読書病はいまだに続いていますよ💨

今回はあまり厚くない本なので、3冊一緒に簡潔な感想を。
あらすじはリンクをご覧ください。

コンビニたそがれ堂」 村山早紀

探し物がある人だけに見つけることができるコンビニ。
読んでいけばおわかりになると思いますが、実はこれはきっとお稲荷さん。
どれも温かくほんわかする内容で、たまにこういう作品を読むと心の洗濯みたいになりますね。
大人も読める童話です。

常野物語 光の帝国」 恩田陸

連作短編。
最初の作品だけ心地好いのですが、あとは結構ダーク👤
恩田陸さんってこんな感じですよね。
かなりブラックが入っているっていうか。
でもシビアな目だからこそ、想いの強さを感じられるのかも。
私はヘタレなので、フィクションでも悲しいのはつらいかな。
甘ちゃんだなぁ⤵
続編もあるようなので、こちらもご参考に。

食堂つばめ」 矢崎在美

今回読んだ中では一番のお気に入り⤴
「ぶたぶた」という不思議な小説を書いた作者さんで、ここでもやっぱり不思議なんだけと温かい世界を見せてくれます。
生と死の間というシビアな世界なのに、全然肩肘張らずに楽しめます🆗
これは主人公キャラの徳なのかも😃

で、3冊読んだ後、ブログを書くのをサボっていたら、もう1冊読んじゃってました。

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月の裏側」 恩田陸

そういえば恩田陸さんって、昨年直木賞を受賞されたんですよね。
この作品ではないですが。

全体的な雰囲気はダークファンタジーというかホラーというか、不気味な印象の伝奇小説。
その不気味さは梅雨時の水郷の町という重苦しい空気感で強調しているともいえますが、この水に囲まれた町という設定が陰鬱な恐怖感を増幅させています。
ただ、女性作家に多い(という印象を持ってます)突然の話の変化が気になるというか。
スピード感を阻害して、頭に入ってこない箇所が結構あるように感じました。。
その話っている!?って感じで。
それがなければ400ページにもならなかったような。
うーん、おかげで感動もないしなぁ⤵⤵

さて、次は久しぶりに時代劇でも読もうかな。

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2016年12月25日

「風花帖」を読んだ

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葉室麟著「風花帖」を読み終えました📖

武士の清廉さと一途な想い。
まさに葉室ワールド‼

武士である以上、また武士の妻である以上、現代のようにいたずらに自分の想いを口にできない苦しさと、それだけにひとつの思い出や言葉が重く心に残る。
それ故、相手に対する心情が深く刻み込まれるのかもしれません。

狂おしいほどの清廉さと一途な心が胸を打ちました💧

それにしても、いわゆる士官した武士って面倒ですよねぇ。
価値観の違いで大きく変わりますが、私が素浪人モノを愛読するのも、やっぱり自由が一番だと思うから。
まぁ、そのかわり一年中お金には苦労させられますけど💦

ちょっと重い作品なので、次は軽めの本を読みたいなぁ。
「おけら長屋」あたりが出てくれるといいんだけど😃

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2016年12月24日

短編集2冊

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本、読んでます📖

私には珍しく短編集2冊。
集英社文庫の「短編復活」と「短編工場」。

長編一冊を集中的に読むことが多いのですが、今回はオムニバスの短編集。
有名どころの作家さん多数の作品が一度に読めてお買い得⤴

読んだことのない作家さんの作品は一遍一遍が新たな未知の世界で、ある意味試し読み的な意味でも使えそう。

個人的に私は短編小説を書ける人は天才だと思っています。
例えば、宮部みゆきさんや浅田次郎さん、伊坂幸太郎さんや桜木紫乃さんなんかは本当に見事❗
もっと読んでみたいなぁと思う作家さんがたくさん揃っていましたよ。

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2016年11月23日

ちょっと異色(?)な時代劇4冊

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このところ読書関係の記事を書いていないので、もう読書病は収まったかと思いきや、ちゃんと読んでいます。
とりあえず、まとめて4冊ほど📖

タイトルの異色というのは、これまでほとんど侍モノや素浪人モノばかり読んでいた私にしてみれば異色ということで、今回はただの(?)素浪人ではなかったり、市井の町人モノだったりということです。
市井の人モノといえば、藤沢周平さんか宮部みゆきさんしか読んでいないかも。

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2016年10月14日

「浅草偏奇館の殺人」を読んだ

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西村京太郎著「浅草偏奇館の殺人」を読み終わりました。

表紙の絵が、なんだか進撃の巨人に出てきそうな感じですねぇ😃
これだけで昭和なエログロっぽさを予感させます💋

昭和7年、戦争の足音がひたひたと近づく東京浅草の繁華街六区が舞台。
当時の浅草六区といえば日本を代表する歓楽街で、大衆演劇の基礎を築いた街といっても過言ではありません。
そこの芝居小屋で脚本を書いていた主人公の邂逅録の形で、当時起こった殺人事件を綴った物語。

先日、久しぶりに六区を歩いたのですが、私が下町に移り住んでからも変わった町並みが、さらに変わっていてびっくりしました👀
まさに六区の映画館や劇場がなくなって、新しいビルや店に変わっていたりして、時代の移り変わりを痛感したところです。

物語では、日本がどんどん戦争に向かってゆく危機感と、それに対抗するように、まさに命がけで大衆演劇が戦っていた様子が描かれています。
推理小説という面もありますが、当時の世相を語る風俗小説ともいえるかもしれません。

浅草の独特な街の香りは、いまだに残っています♨
いつの時代でも、そういうものは大事にしたいですね。

西村京太郎さんは大好きな作家さん⤴
読みやすいし、社会の影の部分にも光を当ててくれるのも好きなところ。
とはいえ、代表的な十津川警部シリーズは読んだことないんですけどね💨

作者の長編第1作「四つの終止符」と、続く「天使の傷痕」は本当にお気に入りで、何度も涙したことを思い出します😞
決して明るい小説ではないんですけどね。。

次からはまた時代小説を何冊か読む予定。
まだまだ読書病は続く模様です📖

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2016年10月12日

「夜の床屋」を読んだ

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夜の床屋」 沢村浩輔著を読了しました📖

爽やかなミステリーといいましょうか、これまで読んできたようなエログロ要素ゼロ(笑)の青春ミステリー。
いわゆるフーダニットという本格推理ではなく、日常の謎を解くコージーミステリーというジャンルになるのでしょうか。
安楽椅子探偵とか。

…こういうの苦手です💨

なんだか消化不良というか、柔らかいというか。

作者は知識もテクニックもあって、さすがに賞をとるだけの構成力や試験的な冒険もして、頭もいい印象。
海外ミステリーとか翻訳モノも数多く読んできたんだろうなぁとにおわせます。
でもちょっと後出しジャンケンみたいなところもあって、ミステリーという感じではないような気も。
あ、連作だからいいのかな??

解説を読むと、連作短編という形をとって、すでに自身が書いおろしていた作品をもモチーフにしている斬新さがあり、それはまるで別人が書いたような劇中劇として語っている…と書かれていましたが、そうかなぁ⁉
私は明らかに同じ作家の味が出てると思ったんですけど。

私は極端にいろんな国や時代の小説を読んでいるからそう思うのかもしれませんね💥


ということで、次に読むのは昭和テイストたっぷりの推理小説📖
超有名な大好きな作家さんだから楽しみ🎵

それにしてもいつまで続くんだろう、読書病。。

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2016年10月07日

「命売ります」を読んだ

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このところなんだか書評ブログになってしまった感がありますが、そういうつもりでもないんですよ。
単なるブームというか💨

三島由紀夫著「命売ります」を読み終わりました📖

三島作品。
小説というより文学、しかもなんとなく難解で奥が深い印象がありますね。
映画でも小説でも、私、観たことも読んだこともないような気がするんですけど、これを読み始めたきっかけはとある書店のポップ。
難しい文学というより、エンターテインメント作品です…みたいに紹介されていたので興味を持ちました。

自殺に失敗した男が、それを逆手に取って自分の命を売ることを思いつき、それがきっかけで様々な人と出会い、更に事件に巻き込まれてゆくという内容。

上手いなぁ。
さすがに三島由紀夫。
知識も豊富で、ひとつひとつの言葉に意味があり、まるで読者がだんだん物語の罠にはまっていくような緊張感を感じてきます。
作品自体は昭和48年発表ということですが、今読んでも古さを感じません。

シュールでアングラでミステリアスでエロチックで、そして意味深👤

いろいろ考えさせられる作品でした。

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2016年10月05日

「オケ老人!」読了

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読書病が続いています📖

荒木源著「オケ老人!」を読み終わりました。

数日前まで「特捜部Q」というデンマーク産ミステリーを読んでいたので、日本の現代劇は読みやすいったらない😃
あっという間に読了してしました🆗

読みさすさもありますが、ストーリーの面白さも輪をかけて軽快に読み進められるというか❗

こういう勘違いで始まるお話はありがちなんですけど、それだけにキャラクターの立たせ方が秀逸。
メインとサブのストーリーの絡ませ具合も、ハラハラドキドキ感が味わえて、なかなかのエンターテインメント作品です✨

私はオーケストラ演奏はサウンドトラック等で聴いたりしますが、クラシック音楽はそれほど造形が深くはありません。
でもクラシックの楽しみ方というか、作曲者がどういう背景でこの曲を作ったかとか、指揮者のイメージング、そして各楽器の演奏者がどういう気持ちで音を奏でているかという勉強にもなるかもしれません。

「音楽は楽しむもの」という考えは全く同感で、それには年齢性別国境なんて関係ありません。
単純に楽しんで、感じて、満たされれば良いものだと思ってます🎵
ジャンルにこだわるのもわかるけど、そんなことしてたらもったいないくらい大きくて深いものですしね。

読んでから検索してみると、なんと、映画化されるんですねぇ🎬
主人公が女性になっていますけど。
しかも公開日が、なんといいますか🎂

こちらも楽しみです⤴



「オケ老人!」予告編。

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2016年10月02日

「特捜部Q キジ殺し」読了

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特捜部Q キジ殺し」 ユッシ・エーズラ・オールスン著を読み終えました。

文庫で約600ページ。

あっという間に読了です。
ヤバイくらいの読書モード📖

前作「特捜部Q 檻の中の女」で好評を得たシリーズの2作目。
一癖も二癖もある主人公たちに加え、また新たな変人(?)が加入してパワーアップ⁉

やはり北欧デンマーク産ミステリー特有の名前や地名や発音に至るまで読み難さがありますが、2作目ということでちょっと慣れたのか、思った以上にどんどん読み進められました。
ストーリーもわかりやすくてスピーディー。
映画を見ているような感じです。

前作もそうでしたが、今回もおどろおどろしいというか、悲惨で残酷な事件。

犯人たちは狂気の犯行を繰り返したにもかかわらず、大胆で巧みに罪を逃れてきます。
わかりやすく言えば、究極のくそったれども👊
読んでいて腹が立ってしょうがなかったというか、被害者の苦しみを思うと切なくなってくるほどで💢

それだけにラストはちょっとあっけないというか、ものたりないというか💥

こういう犯人は心臓が止まるまで痛みを味あわせ、苦しみ、嘆き、後悔して惨めな最期を迎えさせたほうが良いと思うのですが。。

おっ、久しぶりにブラックろーにん全開❗
でもまぁ、冷静に考えてみれば、こういう卑怯な犯人、日本の時代劇とかでもありそうだなぁ。


さて、次の本を読み始めています。
今度は現代の日本が舞台。
現代小説が一番読んでないかも💦

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2016年09月30日

素浪人モノ2冊

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ただいま読書病。。📖
また2冊読破。

三匹の浪人」 藤井邦夫

そもそも、私のブログのハンドルネーム「ろーにん」は、以前テレビで放映されていた「三匹が斬る!」の浪人たちの生き方から名付けたわけですが(あれ、以前書いたような気がするんですけど)、この小説は、まさにその「三匹が斬る!」のノベライズといってもいい作品なんです。

天下御免の素浪人。
浪人というのは仕える主がいないわけなので、言ってみれば怖いものがないんですね。
葵の紋の御威光も関係ないわけで。
そういう自由さを大事にしたいという願いで「ろーにん」としたわけです🆗

著者の藤井邦夫さんは脚本家でもあり、この「三匹が斬る!」でも何作もシナリオを書かれていたわけですから。
なので本作も小説というよりト書きのように書かれて、私的にはちょっと読みにくいんですけど、ストーリーはもろにテレビ放送した内容でした。
主人公三人の名前とあだ名を変えてあるだけで、キャラクターもセリフさえも見覚えがありますが、逆にそれが私には懐かしさと、当時の感動を思い起こさせてとても感激しました⤴

ドラマや本作の主題となっている『天空海闊』の言葉。
最近完全に忘れていましたが、この言葉のように生きることが夢なんだなと思い出させてくれました‼
続編、出ないかなぁ。


素浪人稼業」 藤井邦夫

こちらも藤井邦夫作の素浪人モノ。
あ、別に藤井作品のファンというわけではないのですが、素浪人モノが好きなんですね、私💨

「三匹の浪人」とは違って、こちらは江戸の町がメインのお話。

大らかで剣術に優れた男の物語ではありますが、なんだろう、いまいち感情移入しないというか。
素浪人なのに、剣術道場で知り合ったにせよ、とある藩のお偉いさんと懇意になっているのが気に食わないというか。
話の展開も都合が良すぎるような気がしたりして。

こちらはシリーズ物ですが、シリーズ物だと私は別の作家さんのシリーズを読んでいるからなぁ。
こちらのシリーズはもう読まないかも。

さて、現在はまた海外のミステリーに取り組んでいます。
ちょっと前に読んだ本の続編。
これもシリーズ物なんですが、あいかわらず名前やらなんやらが覚えきれなくて悪戦中。
でも面白くなってきました🎵

読書病、いつまで続くのかなぁ。

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2016年09月24日

「解錠師」を読んだ

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スティーヴ・ハミルトン著「解錠師」を読み終えました📖

アメリカ探偵作家クラブ賞受賞、英国推理作家協会賞受賞、さらに2012年「このミステリーがすごい」ベストテン海外編と週刊文春ミステリー海外部門ベストテン双方で1位と輝かしい実績を上げた作品。

文庫本で563ページという分厚さの割に、あっという間に読んでしまいました💨

物語の時間軸が章ごとに前後するので、はじめは読みにくいかなと思ったのですが、読み進めていくうちにどんどんストーリーに入り込んでしまいました。
これは作家さんの腕前だなぁ🆗
ラストに近づくに連れて、スピード感が一気に高まり、過去と現在がリンクしたときすべての謎があきらかになります。
このあたりのストーリーテーリングは見事❗

ただ推理小説とかミステリーというジャンルとはちょっと違って、これはどちらかというと青春小説かもしれません。
主人公の成長を描いたクライム・サスペンス。

サスペンス部分のラストはちょっとあっけない気もするけど、読後の清涼感は温かいものが流れてきます。
基本的に私はヘタレなので、子供が辛い状況に陥る筋書きは嫌いなんですけど💧

同じ作家さんの作品で、また違ったシリーズがあるようで、こちらは結構面白そうなので、見つけたら読んでみようかな。

次はまた180度趣向の変わった本を読んでいます🎵

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2016年09月17日

「本所おけら長屋 7」読了

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もうお馴染みになっている、畠山健二著「本所おけら長屋 7」を読み終えました📖

今回も泣いて笑って笑って泣いて💧😃

読み出すと面白くてあっという間に読み終えちゃうから、我慢して一日一編しか読まないことにしていました💦
でもそれもじれったいというか、結構苦しかったです😃
やっぱりおけら長屋はいい❗

電車や駅で読んでいると、何度も笑い、そしてウルウルして、まわりの人は私のことをさぞ情緒不安定な人と思ったかもしれません。
そのたびにトイレに駆け込んで、自分を落ち着かせたことか💨

今回も五編の短編。
「ねずみや」は「あまから」へと続く連作。
人情モノ+ハラハラドキドキ感が味わえます💕

「ひだまり」はひたすら涙。
「しらさぎ」と「おしろい」は笑いの中に、粋な人情で楽しませてくれました💧

『どうして、この世の中に、こんなにたくさんの人がいるか知ってるかい。それはね、人と人が助け合って生きていくためなんだよ。人には、一人ではどうにもならないことがたくさん起こるからね』(抜粋)

幸せは、やっぱり人と人とのつながりで訪れるものなんですね✨

あー、早く次作が出ないかなぁ⤴
って、一週間前に発売されたばかりなんだけど😃

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2016年09月08日

「その女アレックス」を読んだ

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ピエール・ルメートル「その女アレックス」を読み終わりました📖

いやー、とにかくすごいストーリーでした
何のボキャブラリーも感じさせないこのひと言が第一の感想💣
とにかく衝撃的です💥

物語はいきなりアレックスの誘拐…というか、これは拉致監禁ですな…から始まります。
犯人の顔は見ているけれど、まったく知らない人物。
これがまた監禁なんていう生易しい状態ではない方法で、アレックスを閉じ込めるんです。
もろ拷問。。

この事件を追う警察側も、これまたかなり個性的で、おそらく探偵小説上最小の身長で145cm❗
フランス人の男性です。
そしてその相棒たちもまた個性豊か。
ハンサムな大金持ちと超どケチの部下。
そして体重130kgの上司。
陰鬱な事件の中で、この4人の掛け合いにホッと和ませられる場面も多々あるんですけどね。

しかし根底に流れるものは、暗く哀しく残酷で、あまりにも理不尽な人間たちの欲望

あまりに衝撃的すぎて、これは18禁かなぁ。
平坦な意味ではなくエログロの描写もありますし

あんまり書くとネタバレしそうになるので書けませんが、読まれる方は結構覚悟して読んだほうが良いかもしれません。
特に女性は。
アレックス…彼女の人生って、いったいなんだったんだろう。。

うーん、かなりショッキングなこの小説、映画化もされるようです。
どうなるんだろう🎬

さて、あまりにも悲惨な小説を読んだので、次に読むのは笑いと涙と感動でいっぱいになれる本にします。

例のアレがもうじき発売されるので
すでにネット予約完了しました

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2016年09月02日

「夏美のホタル」を読んだ

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森沢明夫著「夏美のホタル」を読みました。

夏になると、ホタルを題材にした作品が出てきますが、この作品も主人公たちが出会った人々と、そしてそこで過ごしホタルの思い出を綴った小説📖

ひと言、爽やかです☀

普段、殺人事件やら謎を追って走り回るような小説ばかり読んでいる人間にとって、こういう爽やかな物語は、まるでダークサイドの底に溜まった澱を洗い流してくれるような清涼感を感じさせてくれるというか💨

主人公たちカップルのラブラブの描写にはちょっと小っ恥ずかしさ感じもしましたが、恋人同士ってこういうもんだよなぁ、と遠い目をして思い出そうとしている自分もかなりダークサイドだなと思ったり💣
そういう感覚をすっかり忘れてるって、やっぱりいかんよなぁ💔

ただ、これも泣ける小説という分野に入ってしまうのかなという危惧もありまして、人の命(殺人事件以外で)で感動させるというのが、私はあまり好きではないのです⤵

それでも作者が仕掛ける演出にはうるうるしてしまうのも事実。
最初は耳につくようなセリフの語尾(ここは読んでいただくとわかると思いますが)も、後半になってとても効果的に心に響くのも印象的です💧

夏美のホタル21608.jpg

この作品、映画化もされていたんですね🎬
主演が有村架純さんで。
なので本来のカバーとは別に、有村架純映画バージョンのカバーもついていました。
ただキャストを見てびっくり⁉
小林薫さんや光石さんは大好きな俳優さんですが、かなり原作イメージとかけ離れているような⤵
吉行和子さんもちょっと違うんじゃ。。
店構えも残念っぽいんだけど⤵⤵

ということで、現在早くも誘拐殺人ミステリーを読み始めています。
やっぱりダークサイドだな。。🎵

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2016年08月25日

インフェルノを読んだ

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ダン・ブラウン著「インフェルノ」を読み終わりました📖

ダン・ブラウンといえば、「ダ・ヴィンチ・コード」や「天使と悪魔」が映画化されて、私も書籍と映画、両方を堪能したわけですが、この作品も今年の10月に映画が公開されるようです🎬

一連のロバート・ラングドン教授シリーズの特徴として、長編小説にもかかわらず驚くほどのスピード感のある展開とアクション、そして芸術や建築、歴史に関する薀蓄の宝庫という一面がありますが、本作もスピーディな展開と数々の冒険要素が満載でした💨

まぁ、本来なら一気に読めてしまうはずなんですけど、先日のリオ五輪と重なってしまったので、結局ひと月くらいかかってしまったわけですが💧

それにしても本作にはやられました❗
スピーディな展開と書きましたが、それはアクション的なものだけではなく、謎・謎・謎のオンパレードもスピーディで、次から次へ新たな謎が溢れ出してきます。
そして終盤、読者は見事にダン・ブラウン・マジックにかかっていたと思い知らされるでしょう。
伏線に次ぐ伏線で、なかなか心地好い騙され方です😃
それに主題となっている問題は、現代社会でも考えさせられるテーマでして、もしかしたらこれはすでに現実になっているのではという気にもさせられます。
すごいな。

本作とは関係ないのですが、私は「インフェルノ」というタイトルを聞いて、まず思い出したのが1980年に公開されたダリオ・アルジェントの映画🎬
音楽はEL&Pのキース・エマーソン🎵
私はそのサウンドトラック(レコード)を持っていて、このメインタイトルがずっと頭のなかを流れていました。


怖いですよ〜。
夜中に部屋を暗くして聴かないでくださいね😠

そして本作ダン・ブラウンの「インフェルノ」では、ダンテの叙情詩「神曲」が縦軸として扱われています。
リスト作曲の交響曲もまさに作品にぴったりだと思いました(当たり前か💦)。



映画、観たいなぁ⤴

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2016年07月13日

「特捜部Q 檻の中の女」を読んだ

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ユッシ・エーズラ・オールスン著「特捜部Q 檻の中の女」を読み終わりました📖

文庫で570ページ。
しかもデンマーク産のミステリーなので、とにかくあらゆる名前が憶えられなくて難儀しました💧

海外ミステリーは読んでいますが、ほとんどが米英、あとはフランスとかイタリアとか。
人の名前も地名もなんとなくわかるんですが、デンマークものは初めてなのでかなり戸惑って💥

本当に人か場所か何かの固有名詞か、まったく想像できなくて。
人の名前も、男女の区別すらなかなかつかず、いちいち巻頭の登場人物を見直していました。

でもストーリーはなかなか面白く、登場人物も一癖も二癖もある者ばかり。
主人公はかなり皮肉屋でアウトローっぽく、それはありがちな設定なんですけど、相棒のシリア人がかなり謎で楽しめました😃

「檻の中の女」というタイトルからも、誘拐監禁というキーワードが想像されますが、本書の犯人はかなり奇抜な策を弄します。

正直言ってクライマックスへ向かう展開は甘さが感じられますが、それでもラストはほっとするというか感動的というか。

シリーズ化されて、映像化もされているようですが、さて、続編を読もうか読むまいか。。

次に読む本は、なるべく人が死なない物語を読もうと思っています💨


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2016年02月20日

本所おけら長屋5とサウンドトラック

購入して以来、まったく読めていなかった「本所おけら長屋 5」を読了しました📖
本所おけら長屋5_165.JPG

今回も泣いて笑って笑って泣いて😃😞
おバカな長屋の人たちが巻き起こす騒動にハラハラドキドキ😵
そんな中に、胸を打つ珠玉の言葉が散りばめられています✨

そろそろ第6巻が出ないかなぁ💧

あ、タイトルはまるで「おけら長屋」のサントラみたいに思われるかもしれませんが、そういうことではないです。

相変わらずの、ブログ内容くっつけパターンで。

CDをレンタルしてきました💿
これまた久しぶり。
今回は映画のサウンドトラックばかり🎬

スターウォーズ特別篇
ロッキー 30周年記念エディション
夕陽のガンマン + 続・夕陽のガンマン DSDリマスタリング
はじまりのうた

「スターウォーズ特別篇」は、いわゆる最初に公開されたepisode4。
シリーズ中一番好きな作品❗
もう最初の音を聞いただけでわくわくさせてくれます⤴

「ロッキー」も、この曲を聴いただけで筋トレとかジョギングとかしたくなりませんか🎶

「夕陽のガンマン + 続・夕陽のガンマン」もお気に入り。
エンニオ・モリコーネの独特な曲が、一気に西部劇の世界に引き込んでくれます。

そして先日レンタルした映画「はじまりのうた」。
なかでも映画のテーマ曲ともいえる「Lost Stars」は、このところずーっと頭の中に流れている曲🎵
映画の中でも語られていて、しかも今回借りてきたCDにもいえることですが、音楽はどんな風景でも光り輝かせたり、思い出にしたりできるんですねぇ✨

さて、今度はどんな音楽を聴こうかなぁ🎧

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2015年02月10日

ホテルローヤルを読んだ

ホテルローヤル」 桜木紫乃

ずっと読みたかったのですが、何だかんだいろんなものを読んだりやったりしているうちに、つい読みそびれていました本
やっと読了。

釧路のラブホテルを舞台にした、男女の機微を連作オムニバス形式で描いた作品黒ハート
全六編の物語は、時間を遡るような形で描かれ、そのどれもが時代時代のこのホテルでの出来事を描いています。

一見、普通に暮らしている誰もが何かしらの心の澱のようなものを抱えて生きている中、たとえ1000%ありえないことも、男女の仲ではそれも限らないことはなんとなくわかっております。
心身ともに求めるのは異性の温もりですしねムード

私的には「えっち屋」、「せんせぇ」、「ギフト」が印象に残りました。
どれもラストが印象的。
「えっち屋」はある意味希望を感じさせ、「せんせぇ」はその後の悲劇を感じさせて涙しそうになりましたし、「ギフト」は不器用な男と女の始まりの物語。
特に「ギフト」ではホテルローヤルの名前の由来はこういうことなんだぁと、ちょっとホッとしたような気にもなったりホテル

決して官能小説ではないので性表現は過激ではないですよ。
作者の桜木さん、これで直木賞をとっただけあって、表現が巧み。
かつてご自身の実家が実際にラブホテルを経営されていただけあって、人間観察や物語の膨らませ方が豊かなのかもしれません。


本当はもう一冊、他の作者さんの時代劇を読んでいたんですけど、これが900ページ近くもあるのでなかなか大変でしたふらふら
物語自体はとても読みやすくて面白いんですけど、その後、同じくらいのボリュームで数冊の続編があるので、とりあえず休み休みゆっくりと読み進めることにします。

posted by ろーにん at 23:27| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする