2015年02月10日

ホテルローヤルを読んだ

ホテルローヤル」 桜木紫乃

ずっと読みたかったのですが、何だかんだいろんなものを読んだりやったりしているうちに、つい読みそびれていました本
やっと読了。

釧路のラブホテルを舞台にした、男女の機微を連作オムニバス形式で描いた作品黒ハート
全六編の物語は、時間を遡るような形で描かれ、そのどれもが時代時代のこのホテルでの出来事を描いています。

一見、普通に暮らしている誰もが何かしらの心の澱のようなものを抱えて生きている中、たとえ1000%ありえないことも、男女の仲ではそれも限らないことはなんとなくわかっております。
心身ともに求めるのは異性の温もりですしねムード

私的には「えっち屋」、「せんせぇ」、「ギフト」が印象に残りました。
どれもラストが印象的。
「えっち屋」はある意味希望を感じさせ、「せんせぇ」はその後の悲劇を感じさせて涙しそうになりましたし、「ギフト」は不器用な男と女の始まりの物語。
特に「ギフト」ではホテルローヤルの名前の由来はこういうことなんだぁと、ちょっとホッとしたような気にもなったりホテル

決して官能小説ではないので性表現は過激ではないですよ。
作者の桜木さん、これで直木賞をとっただけあって、表現が巧み。
かつてご自身の実家が実際にラブホテルを経営されていただけあって、人間観察や物語の膨らませ方が豊かなのかもしれません。


本当はもう一冊、他の作者さんの時代劇を読んでいたんですけど、これが900ページ近くもあるのでなかなか大変でしたふらふら
物語自体はとても読みやすくて面白いんですけど、その後、同じくらいのボリュームで数冊の続編があるので、とりあえず休み休みゆっくりと読み進めることにします。

posted by ろーにん at 23:27| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月25日

クリスマスなので

メリー・クリスマスでございますクリスマス
スカイツリークリスマス141225.jpg

今夜のスカイツリーはクリスマスツリー色にライトアップされていますぴかぴか(新しい)
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

私はといえば相も変わらずクリスマスとは無縁の日々でございます。
世間がそういうわけなので、私もクリスマスにふさわしい本を読んでおりました本

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2014年10月03日

「川あかり」を読んだ

川あかり3429.jpg

「蜩ノ記」の作者・葉室麟さんの小説です本

川あかり」 葉室麟

雨で川止めされた設定や、そこでの人とのふれあいという意味では、山本周五郎の「雨あがる」を思い出しました。
映画にもなりましたねカチンコ

「蜩ノ記」は清廉な武士の生き様を描いた凛とした作品でしたが、こちらは武士とは思えないような臆病な主人公が刺客を命ぜられるという設定。
厳しい条件ではありますが、どこかユーモラスな味付けでしたわーい(嬉しい顔)

主人公は臆病なくせにやたらと武士の矜持に厳格で、人並み以上に正々堂々と真っ直ぐな性格右斜め上
川止めで同じ宿に泊まる人々は、皆どこか曰く有りげで如才ない感じ人影
対して、命を狙われる側は悪の中の悪パンチ
それぞれキャラが立つので、とてもわかりやすく楽しめまするんるん
そして主人公が刺客に選ばれた理由と藩内の派閥争いという事情が加わって、ある種謎解きのような様相も呈したりがく〜(落胆した顔)

リンクのレビューに、テンポがいいとありましたが、まさにその通り決定

本の帯やあとがきには「涙と笑い」とありますけど、先に「本所おけら長屋」を読んでいるためにそこまでは思いませんでしたがあせあせ(飛び散る汗)、本当の勇気や強さとは何かをあらためて教えられたような作品でした。

時代小説も立派なエンターテイメントだーexclamation
オススメですグッド(上向き矢印)

さて、明日天気が良ければ、また海に行こうかなリゾート
関係ないけどダッシュ(走り出すさま)
それにしても台風が心配ですね。
みなさま、お気をつけて。

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posted by ろーにん at 22:46| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月24日

「本所おけら長屋(三)」を読んだ

本所おけら長屋301427.jpg

本所おけら長屋(三)」を読み終えました。

待ちに待った第三弾exclamation
帯の百田尚樹さんの「もう、たまらん!」には激しく同意決定

相変わらずの笑いと涙の物語わーい(嬉しい顔)もうやだ〜(悲しい顔)
江戸時代の庶民の人情が心を洗いながしてくれるようで。
貧しいけれど、人の世話をしないと気がすまないお節介さがありますが、それもこの長屋の温かさ。
ほんとに、その温かさに何度泣いたかわかりません。
そして毎回繰り広げられるドタバタ騒ぎに、何度爆笑させられたかわーい(嬉しい顔)
そういう意味では、電車や人混みの中で読むのは危険かもあせあせ(飛び散る汗)

「あいえん」と「ふろしき」は良かったなぁ。
そして特に「てておや」には泣かされましたもうやだ〜(悲しい顔)
まさに笑い泣きぴかぴか(新しい)

まだ出たばっかりだけど、続編を心から期待していますexclamation×2

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2014年09月04日

虹色ほたると夏休み

先月読んだ本です本

虹色ほたる64358.jpg

まさに夏らしく晴れ

虹色ほたる 永遠の夏休み」 川口雅幸

リンクは単行本のようですが、私が読んだのは文庫本で上下巻にわかれています。
もちろん内容は同じ。

ファンタジー小説なのかな。
泣かせるための鉄板のストーリーという印象。
なのでほぼ予想通りという感じのためか、私はあまり感動しませんでしたふらふら
ここら辺は天の邪鬼というか、ひねくれているというかパンチ

そもそも小説というより、シナリオのほうが向いてるような気がします。
ト書きっぽい書き方に感じるので。
実際、これはアニメーションとしてDVD化されているようで、そちらのほうがいいかも…という印象。

夏休み2743.jpg


夏休み」 千野帽子

いろいろな作家さんの作品をまとめた名作短編集。

短編集の良いところは、知らない作家さんの作風を知るきっかけになったりすること。
名前だけは聞いたことあるけど、作品は読んでないなぁというときに便利。

どれも夏をテーマにした、どこか懐かしさを感じさせるものが多かったです。
ケータイやメールが当たり前になっている現代とは違って、時代によっても印象が変わる夏。
それでも夏特有の開放感や冒険心や淡い思いなんかは、いつになっても一緒なんですね。

ただ、どれも一人称の語りが多くて、悶々とした気持ちばかりが先に立っている感じで、私にはいまいち共感できないものばかりでしたバッド(下向き矢印)
残念。。

万城目学さんの作品は面白かったかな。

次に読むのはすでに決まっています。
久しぶりに時代劇〜exclamation

posted by ろーにん at 22:03| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月27日

ミステリーにはまっていた

ミステリー34631.jpg


このところまた読書ペースが上がってきています本
今回はミステリー人影

蒼林堂古書店へようこそ」 乾くるみ

乾くるみ作品は、以前、複数作家のオムニバス短編集で読んで面白かったので読んでみました。
こちらは連作短編集。

とある町にある蒼林堂古書店に集まる人達の日常を、ミステリィ風に書き綴った作品。
ミステリィといっても殺人事件ではなく、何気ない日常の謎を、古書店に集まるメンバーがいろいろ推理していくというもの。

本の裏のあらすじに「ピュアハート・ミステリィ」と書いてあったために興味を惹かれたんですけど、うーん、別にピュアハートでも感動できるようなこともなく。。いい気分(温泉)
日常の謎も、なんだかこじつけっぽいし。

ちょっと消化不良でしたもうやだ〜(悲しい顔)
残念2


幻想の夏」 西村京太郎

西村京太郎さんは大好きな作家さんexclamation

以前も記事の中で書いたような気もするんですけど、「天使の傷痕」と「四つの終止符」、「幻奇島」という長編は本当にいろいろ考えさせてくれる作品でした。

西村作品といえば十津川警部シリーズが有名ですね。
でも私はこのシリーズは1冊も読んでないんですダッシュ(走り出すさま)
警察小説があまり好きじゃないからかなぁ。

この「幻想の夏」は短編集。
どれも人間の心理を突く鋭い観察眼を感じさせるストーリー。
巻き込まれ型のドキドキワクワクのサスペンス要素もあって飽きさせませんぴかぴか(新しい)

今更ながら、短編が面白い作家さんは本当に上手いなぁと思いました決定


冬休みの誘拐、夏休みの殺人」 西村京太郎

こちらも西村作品ですが、連載されたのが「高一コース」とか「中一コース」とか、かつて少年少女だった方々には懐かしいタイトルなんですねわーい(嬉しい顔)
なので主人公も高校生や中学生。

それでもちゃんと(?)殺人事件も出てくるので立派な推理小説なんですけど、対象年齢が低いだけにとっても読みやすい。

なんだか冒険小説といってもいいくらいで、昔々NHKで放映されていた「少年ドラマシリーズ」を彷彿とさせる雰囲気でした(「なぞの転校生」とか「タイムトラベラー」とか「明日への追跡」とか…古い)。
とは言ってますが、このテレビシリーズはあんまり観た記憶がない。。ダッシュ(走り出すさま)

こういう物語もいいなぁるんるん
書かれた年代が昭和41〜43年なので、携帯電話もないし交通機関も今のように発達してなくて、どこかノスタルジーを感じさせてくれるところが特に。

でもいつの時代でも、人間の心のいかに弱く儚いものか。
弱いからこそ、寄り添い合えるんですよね。

posted by ろーにん at 21:53| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月30日

「幽霊男」…を読んだ

このところ時代劇ばかり読んでいたので、少しずつ現代に戻ってこなければと思い、かといっていきなり現代小説だと感覚が変に(?)なるので、ワンクッション置いて昭和のお話を読みました。

といっても、いつもの横溝作品。

「○○男」と書くと、最近はコタローの話題に使うタイトルなので、ここは誤解のないようにカギ括弧をつけましたわーい(嬉しい顔)

幽霊男」 横溝正史

表紙は現在のリンクとは違うのですが、私が持っているのは古い表紙。

怖いと思う方がいらっしゃるかも知れないので、追記に載せますね

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posted by ろーにん at 22:24| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月16日

冒険手帳

冒険手帳.jpg

いい加減に暑くなってきたので、扇風機を出しました台風

押し入れから引っ張り出したときに、何冊か束ねられた本を発見本
その中に、この本がありました。

冒険手帳

懐かしいグッド(上向き矢印)
初版は昭和47年。
この本は昭和62年で第214版のようで、結構売れたみたいですね。

中身に目を通していると、懐かしいやら面白いやらわーい(嬉しい顔)
イラストによっては多少グロい表現もありますけど、そこは冒険exclamation
まぁ、冒険というよりキャンプやサバイバルに役立つほんなんですけど。

当時はキャンプやアウトドアに興味があって、車を運転できるようになったら、ぶらっとどこかに行きたいと思っていましたっけ。

ぶらっとどこかに行くのは今に引き継いでいますが...ダッシュ(走り出すさま)

最初に買った本は従弟にあげてしまったので、これは2冊目に買ったものかな。

従弟はその後釣りに興味が出たようですが、この本もきっかけになったとしたら、なんか嬉しいなるんるん

posted by ろーにん at 21:19| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月02日

地元Walker

松戸市Walker
実家のある千葉県松戸市の雑誌が発売されたので買いました[emoji:v-87]

松戸市…東京のすぐ隣なのに、あまり知られてないかなぁ[emoji:v-356]

寅さんで有名な葛飾柴又を渡し船で渡る「矢切の渡し」。
もちろん細川たかしさんの曲にもなりましたね。

プラモデルなどのモーターで有名なマブチモーター。

今では全国区になっている(?)マツモトキヨシ。

すべて松戸市であります[emoji:v-363]

ちなみにマツモトキヨシは、かつて松戸市の市長をされていた松本清氏が作った薬屋さんがルーツ。
松本清市長は市役所に「すぐやる課」という、スピード重視の市民サービスを設けたことでも有名です。

そんな松戸市の情報が満載。

もちろん私も長く松戸に住んでいましたが、それでも知らないことがたくさんあってびっくり[emoji:v-405]

表紙を飾る元AKB48の秋元才加さんも松戸で育ったそうな[emoji:v-344]

これを読んで、松戸市に興味を持っていただければ嬉しいです[emoji:v-425]
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2014年01月29日

「ロスト・シンボル」を読んだ

ロスト・シンボル-book

ものすごいスピードで読んでしまいました[emoji:v-87]

ロスト・シンボル

「ダ・ヴィンチ・コード」、「天使と悪魔」に続いて(本来のアメリカでの出版は逆みたい)の宗教象徴学者ロバート・ラングドン・シリーズ第3弾[emoji:v-237]

今回の舞台はアメリカの首都ワシントン[emoji:v-497]

母国だからか、作者のダン・ブラウンも気合いが入って、文庫本で上中下の3巻。

出だしからかなり不気味な描写と、切り落とされた手首とか、かなりショッキング[emoji:v-405]
おどろおどろしいのかなぁ[emoji:v-404]
フリーメーソン、CIA、ピラミッドなど、謎の王道が登場して、息をもつかせぬ展開が繰り広げられます。
…と、詳しくはいつも通り、あらすじはリンクをご参照ください[emoji:v-355]

上中下巻もあると、ちょっと読みにくそうな印象があるかもしれませんが、そこはダン・ブラウン。
話の展開が早いので、あっという間に読めてしまえますよ。
3冊もあるのに、この事件が起こったのはたった一晩のお話[emoji:v-483]
まさにスピーディですね。

ただ(これもいつものことですが)キリスト教や聖書など宗教に絡む謎が多いのと、舞台がなじみのないワシントンDC(自分としては浅草とか錦糸町とかだったらいいのにと思ったり[emoji:v-356])だったり、展開が時系列ではなく前後したりするので、リズムよく読めたかというと、そこはちょっと読みづらい面も。

それでも各章が短めで巻頭や本文中に写真や図が書いてあるので、どなたでも読みやすくなっていると思います。続きを読む
posted by ろーにん at 23:33| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月21日

B.G.M

本s


数ヶ月に渡って、数冊の本を読んでいました[emoji:v-87]
タイトルから察するように、ゲームのノベライズや映画の原作本。
記事タイトルのB.G.MはBook,Game,Movieという意味です。

かなり前に購入したものの、これまで存在さえも忘れていた本たち[emoji:v-356]
いかんな、こんなんじゃ(でもまだそういうの結構ある...)。
改めて見ても、懐かしい。
オークションで欲しがる人もいるかも[emoji:v-391]

記事、長いのでスルーOKっす。続きを読む
posted by ろーにん at 23:33| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする